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#うさコンNZ視察 再エネ発電量75%超の国の #ClimeStrike とはどんなもんか
ニュージーランドは2013年時点で総発電量の75%を再エネルギーでまかなっている。原発は国内に存在せず、火力発電は25%程度となっている。
またレジ袋は廃止されていて、国民はみんな大手スーパーマーケットの不織布のショッピングバッグを持ち歩いている。
※いちおうレジ袋は購入できるようだが、一つ1$=70円で、日本の2円3円とはレベルが違う。
マイボトルの普及も進んでおり、ペットボトル使用率は周囲を見ている感じ、体感30%程度というところか。
そんな国の #ClimeStrike #SchoolStrike4future に参加してきた。
平日の日中に17万人がストに参加した
私は滞在していた Auckland という都市の strike に参加した。このストは金曜日に学校に行かずストをするというものなので、この日ももちろん開催は金曜日。
開催後の公式発表ではなんと17万人が参加したという。何度も言うがこの日は平日の日中だ。しかも17万人というのはニュージーランドの総人口の3.5%にあたるという。
金曜日に参加した #auckland の #ClimateStrike はなんと17万人が参加して、それは #NewZealand の総人口の3.5%にもなると!!!
— うさぎコンサルタント🇳🇿なう (@usagi_CON) September 28, 2019
す、凄すぎる… #うさコンNZ視察 https://t.co/9srrxJQrat
小学生が自分でボードを作り大声を出す
開催は平日の金曜日。小学生や中学生もこのストに参加していた。各学校からは事前に保護者に参加承認のお知らせが届くらしい。学校単位で巻き込むストの仕組みに感心しっぱなし。
明日、NZ全国で気候ストライキがある。
— うちだいずみ🇳🇿ニュージーランド在住・自然環境を中心としたライター/写真家(カカポとか!) (@KagiyaIzumi) September 26, 2019
娘の高校から「学生だけでなく、世代を超え大人にも参加してほしい」と親の承認を求めるレターが来た(スト参加は任意、親の承認が要)。
注目は最後の一行。「(80年代の)反核運動のように本当の全体的変革となる」と。
学校のスト支援の熱意に感動してる! pic.twitter.com/XLNi3bEx3V
生徒同士で、ストを前に一緒にボード作りしたりするのだろうか。文化祭的なノリなのだろうか。ボードは多くの人が作成していた。
子連れがたくさん
ストにベビーカーや複数の子連れ、家族で参加、小さい子を背負って参加する人が多いと感じた。ストにベビーカー!!!!純日本人の私は「じゃまだ、迷惑だ」とか「タクシー使え」とか「これだから子連れ様は」とか言われるのでは・・と頭をよぎったがもちろんそんなことはなかった。
子どももボードを持って主張していた。前日の夜に各家庭で「明日はクライメイトストライキだね」といった会話がされたのだろうか。思いを馳せると、自分の育ってきた日本家庭との文化の差を感じざるを得ない。
子どもを背負ったり
犬も!!!
グレタさんへの賛同ボードはやはり多め。
こんまりも!!!
ストは怒りの表現の場
ストの最初は集まって若者たちが聴衆に向かって怒りの丈をぶつけ、盛り上がっていた。彼らが話しているときは怒っている。彼らは気候問題に対して怒っているのだ。だから話すときはもちろん怒りを表している。グレタさんの国連スピーチを「感情的だ」とか「生意気だ」!とまで言っていた人たちがいる。ストをしているのだ、当たり前だろう。怒りの感情がなければストは起きない。
つまり意識が違うってこと
再エネ発電量が日本のおよそ4倍近いニュージーランド、何が違うってやはりその国民一人一人の思いだと感じた。
ニュージーランドには資源をとても大事に扱う国民性がある。例えば水道水も、お金を払っているからと言って垂れ流すような感覚がない。自然からのものには限りがあることを知っているようだ。
そして平日に17万人がストに参加すること。
気候問題に問題意識がなければ平日にストに参加することはないだろう。またそれを全国的に支援する動きにあるということ。
やはりすべては人が作っていると感じた。国が違う、文化が違う、とはよく言うが、それらも全て人が作っているものに過ぎない。人が変われば、文化は変わる。
私たちも国民一人一人の意識が変われば必ず変わると確信した。