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愛とか恋とかロシナンテ
本当に欲しいものがあって
手が届かないから出鱈目に金を使い
それでも虚しいからもっと欲しくて
でもその苦しさがなんだか心地よくて
気持ちいいからやめられなくて
それでもそれを誰かに見ていて欲しくて
誰でもいいわけではなくて
というかその相手は1人しかいなくて
それすら認められなくて汚れてみたり
傷ついてみたり傷つけてみたり
格好をつける格好悪さに酔ってみたり
夕焼けが少し愛おしくて涙したり
人ごみではっとして急に振り返ったり
人違いで恥ずかしくて悔しいのも
そんな苦しさは美しくて
想いが届かないことで傷つく人はいない
自分だって何も失わない
でも欲しくて渇望する
だからこれまで人類は増えてきたし
きっとこれからも同じように愚かだ
死ぬようなことでも痛いことでもない
必然性を決めるのは自分だ
自分が自分以外の誰かを愛さずにはいられない
血が流れようとも
雨に降られようとも
打ちのめされようとも
この世にそれが溢れていれば
いいんだよ
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