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コロナと子供の戦い

こどもたちは朝が早い。5時というビックリするような時間に起きることもしばしば。そういうときに限って、こちらは夜中まで起きていたという偶然が重なる。

田舎だからか、ここらはやたらと5時くらいになると優しい自然音ではなく、やたらと音が飛び交う。数匹ほどの鳥が屋根の上で鳴き、高齢ご夫婦がいつものように玄関を履く、仏具のりんもチーンとどこからか聴こえてくる。
5時半頃からなりだすのだ、そんな音がきこえる休日は布団に潜りたくなる。

今日も娘たちは6時前から起きてきた。だけどまぁ、偶然にも昨日徹夜してしまったわたしは、まだもう少し寝ていただけないでしょうか、と思ってしまいながら布団を片付ける。

朝食は、ごはん、味噌汁、ウインナー、焼き鮭だ。のりもつけてみたら、意外とご馳走になって自己満で写真でも撮ろうと携帯を手に取ったが充電が切れていた。「まますごい!ホテルみたい!」子供たちが優しい神様にみえた。ありがとうよ、子供がいる生活は嫌なことなんて一つもありゃしない。クレヨンしんちゃんみたいな子だったら少しだけ疲れそうだが、今のところ娘たちは、やたらと褒めてくれる。「いただきます!!」「ごはんつぶとウインナーが一番美味しい!!」ニンマリとした私だが、ふと考えると、ごはんつぶとウインナーが一番美味しい?少しだけ腑に落ちなかったが、今のところ私はそんな言ってくれる子供たちにいつも励まされているのかもしれない。

子供たちを送ってからは私の時間だ。8時半までにはトイレ・部屋を掃除し洗濯物と食器洗い、新聞を最後に読み家庭菜園のトマトたちを眺める。


仕事が一段落したところで、次は宅建の資格の勉強。夫が来年から左官業の独り立ちすることになり事務所探しのため不動産を行き来しているうちに不動産に興味がでてきてしまったのが資格取得の理由だ。本を2冊買ったがまだ全てみていない。結局ほらこういうふうにnote記事をかいてしまっているのだから私は本当に怠けものだ。

キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン

小学生の長女があっという間に帰ってくるチャイムがきこえてきた。タッタッタッタ「ただいま!!今日は疲れてて遊びを断ったんだ、マスクのはめ方がちゃんと出来ていないよ!ってお友達のまなちゃんから言われた。バイ菌がきちゃうから鼻を隠さないといけないんだよ!って、注意されたから、まなちゃんの言うとおりと思ってごめんねといったら何だか疲れちゃった、今日は家に居たい気分。」
コロナ禍のなか子供たちが1番大変なんだとつくづく思った。暑い日もマスク着用しなければならない。学校からも親からも、キツくなったら鼻先出していいからね。と伝えているが、同級生のお友達から注意されるほうが娘にとっては体も心も過敏に反応してしまうのだろう。

色々きいてみたが口数は少なく親としてなんとなく今は話すべきではなさそうだと判断した。
母として汗だくの娘にできることはアイスキャンディーを渡すことだけ。「やったー!」すぐに元気になりさっき落ち込んでいたのが嘘のようだ

また明日は学校だ、今日は、すこしだけすこしだけ・・下の子が帰ってくるまで一緒にゆっくり本でも読もう。


saitou家  5月31日

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