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随筆【二】

今これを書いているのは深夜。
眠れぬ夜ということだ。

ここ数日体調を崩していてまともに生活出来ていない。
前も似たようなことがあったが、また同じことを繰り返している。
これはもしかしたら周期的なものなのかもしれない。

また同じ事を繰り返している辛さがある。
その一方で自分にも少なからず変化(敢えて成長とは言わないが)している。

同じ所を回っているようでそれは実際同じ所ではない、はずである。
以前ある本で見たが、それは円ではなく螺旋なのだと。

それが良い意味でなのか悪い意味でなのかは渦中にある私に判断がつかない。
ただこれが螺旋なのであれば、また調子が良くなる方向に回るであろうとそう信じることにした。

禍福は糾える縄の如しという言葉もある事からもわかる通り悪い事が有れば良い事もまたあるはずなのだ。
以前エッセイで書いたように、辛い中でも幸せな瞬間があって、それを感じられるかどうかという面もある。

今はこの辛さに耐え忍ぶ時。そういうふうに捉えていたい。
大局的な目で見れば、長い人生の中で辛い時があるのは勿論のことで、やまない雨はない。
と面白くもなんともない言葉で自分を励ます。
何より今まで何度もそういう辛い場面にあってきたが、それでも私は今こうして生きている。
それが何よりの経験則だ。

その為には辛い時という嵐を耐え忍び、その為に身も心も壊れないように守り、嵐が過ぎ去るのを待つ。そういう時なのかもしれない。

正直今とても辛い。でもそれを乗り越えれば、また綺麗な朝日が見られる事を信じて、じっと耐え忍ぶ。

今はそれでいいのかもしれない。

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