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深く広い世界

会社帰りの帰り道。二人で話すのが久しぶりな友人と電話をした。
会社でちょっとうまくいかないことがあって、その話を聞いて貰ったのだ。
二人で話しても楽しく話が出来て、友人と話すのはいいものだとしみじみ思った。

しかし、友人と言えど良いことばかりだったわけではない。楽しいこともあれば、悩むこともある。
友人を持つのは良いことでもあるだろうが、友人を持つからこそ思い悩むこともあるのだ。友人を持つことは無条件に良いこと…のような風潮があるように思うが、無条件ではないなぁと感じることも多々ある。

人間関係とは酸いも甘いも含めて人間関係なのだろう。更に言うと人は死ぬときは独りだ、という話も聞くので孤独も知っておいて損はないと思う。

ただやっぱり独りは寂しいものだ。自分の理解者が側に居てくれるだけでどれ程救われるかわからない。だからこそ人は人を求めるところもあるんだろう。
そうして人はもがきながらも人間関係を築いていくのかなと思う。

ただ縛られるのは違うと思う。それで自分の本当にしたいことが出来なくなったりとか、人のことばかり気にして自分を蔑ろにするのはもってのほかだ。
要はその塩梅なのではないだろうか。その塩梅は人によって違う。
私の知人に唯我独尊を地でいく人がいるが、それはその人の塩梅で、否定するのは違う気がする。
勿論、傍若無人なのはいただけないが、その人はその人なりに人付き合いの仕方があるようだ。

私のような若輩ですら思うところがあるのだから、人と人との間には底が見えない程深く、全てを見ることなど到底出来ない広い世界があるのだろう。
そのように千差万別の人間関係があるのだから、諦めなくても良いと思うし、固定概念にとらわれる必要もない。

今日の夜は連れと話ながら眠りに落ちられたら幸せだろうなぁと思いながら布団にくるまっているのである。
これをお読みの皆さんも暖かくして、風邪など引かぬよう、お大事に。

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