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ヒノ
2023年3月17日 20:02
「東海道中、、、膝、栗毛、、、、、」呟きながら寝返りを打つ恋人を見て表情がゆるむ。仰向けになった頭を撫ぜた後で読書に戻ろうとしたが、ユニークな寝言を思い出すとわらけてしまい目が滑る。どうにも集中できそうにない。一服しようと、インスタントの紅茶を淹れることにした。恋人を跨いでベッドを降り、キッチンに向かう。一部コンクリートあらわしの白い部屋の奥には、拘りのシンプルな白の冷蔵庫があ