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わくわく無職日記2024サマー

2024年の7月下旬から9月半ばまで、無職で過ごすこととなった。求職中というステータスになるため、子供も朝から夕方まで保育園に預けることができる。かつ次の職場もも早々と決まったため、転職活動にモヤモヤすることも無い。家事育児はあれど、ストイックに無職に打ち込めた夏であった。そんな夏を記していこうと思う。


おにぎりぼんごに行った


有給消化に入り、真っ先におにぎりぼんごに行った。

都電に乗るたび、大塚駅で長蛇の列を見かけることが多く、何に並んでるのだろうと調べたらおにぎりぼんごだったのだ。

明太マヨ昆布と、すじこサーモンだったかな

そんなにお腹が空いてない状態で食べたが、とにかく美味しくて、夢中で食べ終わってしまった。特にすじこ。生臭くないのはもちろんのこと、しょっぱ過ぎない。中までたくさん入ってる。

炎天下を1時間ほど並んだが、その間も店員さんが優しく列を整えてくれたり、メニューを先に見せてくれたり、お茶を配ってくれたり。日傘の貸出もあるようだった。心配りも凄かった。

並びながら「どの口が愛を語るんだ」という短編集を読んだ。


表題作は東京から九州の田舎へ転入してきた男子中学生がカルチャーショックを受けつつ揉まれたり逃げたり、ろくでもないことをするという話。
クラスメイトの女子と良い仲になるんだけど、金銭的に恵まれた主人公と違って、その子は中卒で限りなく風俗の水商売の仕事に就く。そんなの法律が許さないだろ、と主人公は非難するが、同級生の男にここは東京と違うんだとすごまれる。
小説の中のやるせなさと、気温35度の中読んでいたせいで頭がガンガンした。

昼夜逆転した


家族に合わせて朝7時には起きていたけど、昼寝してしまうと夜眠くなくなってしまい、どんどんリズムが乱れていった。そのため途中1週間ほど完全に昼夜逆転してる時期があった。
でも気温37°が続く日もあったし、夜の活動で丁度良かったと思う。


夏コミに行った


友人が出たこともあって、初めて夏コミに行ってみた。

とにかく人が凄かった。小田雅久仁の小説「髪禍」に、宗教施設にたくさんの信者がいる描写があるのだが、あれは夏コミのビッグサイトを参考にして書いたのではと思った。

文学フリマやコミティアと似たようなものと勘違いしていたので、企業ブースで印刷見本とか貰いたいなと軽い気持ちで行ったらたくさんの女体のアニメーション、もしくはその隠喩があったので驚いた。
印刷見本は貰えなかったがエナジードリンクやうちわやポストカードなどを貰えた。せっかくなのでダンジョン飯の切手シートを買った。(家のどこかにある。)

後日渋谷に行ったんだけど、夏コミくらい人がいた。毎日無意味に大量に人がいる渋谷はヤバい。


奨学金完済


120万円返し終わった。

学費に使ったわけではなく、普通にこづかいに使ってたので特に偉くない。月々約9,000円の支払いだった。ほぼ無利子で120万借りれたのって悪くないかも。

昔何かで奨学金は利子あんまり無いからとりあえず借りとくというテクニックを読んだことがある。実際に使うかどうかは各自で考えてください。



ガクヅケ単独に行った

約10年前、高校〜専門学生時代の木田さんが書いていたブログをリアルタイムで楽しみに読んでいた。気がつくと相方の船引さんとともに立派な芸人になられていて、単独ライブでドッカンドッカンお客さんを笑わせていてすごい。

鳥居のネタがすごく面白くて、木田さん扮するサラリーマン風の男が転ぶ時にメガネを抑えるところが良かった。(アンケートにも書いた)
練習中に船引さんが鳥居の衣装がフィットしすぎて首が締まり危うかったとのことで、無事に単独ライブが開催されて良かった。

ZINEフェスに出た


文学フリマ以外のイベントにも出てみたかったので申し込んだ。場所は浦和パルコの4階催事スペース。

駅近で交通の便こそ良いが、わざわざここまでZINEや同人誌を目当てに買いに来るのか疑問だ。浦和という土地柄もZINEが受けるのか微妙だ。
など色々感じたが、売れてる人は売れていたので、売り物次第という結論になるのだろう。

ドラマや映画、本をそこそこ楽しんだ


ちょっと思い浮かべると、
ドラマ→ブラッシュアップライフ、地面師たち
映画→ヴィーガンズハム、シャイニング
本→パキパキ北京、人間関係を半分降りる
漫画は吉田戦車の「出かけ親」が面白かった。

「地面師たち」は特に面白かった。
私は人間の汚さとか欲がむき出しになってる場面とか、人が何かを攻撃してる姿を見ると安心するのだけど、(でもその攻撃とかが自分に降りかかるのは勘弁なんだけど)普段割と気を遣って生きてるのかもしれない。
常に緊張状態にいるから、欲が向き出されてるような場面に遭遇すると脱力して安心するのかも。
電車とか乗ってると「よく皆すました顔して大人しく乗ってるな」と思う。


模試の監督バイトをした

あまりにも働いていないのでこの先大丈夫だろうかと思い、9月初めに単発のアルバイトで中学生の模試の監督に行った。
したことない種類の仕事で、とても緊張した。前日はマニュアルを熟読した。自分も中高時代模試は何度も受けたので、一度監督の立場になるとそこそこ思い出した気がした。
監督業務終了後にお弁当が出た。私は全部食べたが、大学生くらいの女の子がほぼ残して捨てていたのが印象的だった。

明日からリアルに仕事が始まる。嫌すぎる。
前職で疲れて本当に労働意欲が今無い。子育てとの両立もほとほと嫌になってきた。
一時的なものかと思うが、今までよくやってきたと思う。働かないと保育園から追い出されてしまうし、自分を騙し騙し職場に連れていこうと思う。


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