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私のオーストラリアでの仕事!!

こんにちは、ヒデです。


皆さん、歯科技工士と言う職業を知っていますか??

僕は、オーストラリアの歯科医院で歯科技工士として働いています。


今回は一般的には意外と知られてはいないけれど、実は歯科医療において非常に重要な役割を担っている歯科技工士のお話をします。

『歯科技工士』という仕事内容や歯科治療における役割


歯科技工士とは、患者さんが虫歯になり削ったり失ってしまった歯の機能を回復するための入れ歯、差し歯、被せ物、そして矯正器具などを作る専門性の高い技術職です。
私はその中でも、セラミックとインプラントの上部構造(インプラントの上の補綴物)を専門にしております。
歯は物を食べるなどの健康に生活する上で重要なだけではなく、人とのコミュニケーションにおいても、また顔の表情や見た目においても大事な身体の一部です。口元が変わるとその人の性格も変わると言われてます。
歯科技工士は国家資格を有する仕事でもあり、歯科治療においては縁の下の力持ちとして、なくてはならない存在です。


歯科医院で治療を受けていると医師と歯科衛生士、歯科助手の方とふれ合う機会が多いと思うのですが、実は裏側で被せ物などを作る歯科技工士がいます。

歯科医師(クリニック)と歯科技工士の関係性は?


日本の場合、簡単に言うとビジネス的には依頼主と下請けの関係です。
本来は対等な立場であるべきであり、歯科医師→歯科技工士の関係ではなく、ベクトルはあくまで患者さん側を向いていて、同じチームとして治療に取り組むスタンスが大切かと思っております。
この関係性こそが、治療のクオリティにも大きく関わってきます。
ですが、残念ながら日本の場合は、まだまだ歯科技工士が下請けのような風土も残っていて、患者さん中心ではなく、多くの場合が歯科医師中心の治療になっているので、患者さんにバランスのとれた健全な歯科治療を提供する事がとても難しい現状があります。


歯科技工士が教える良い歯科医院を選ぶポイント


歯科技工士の知り合いの方がいらっしゃれば、その方に聞くのが1番理想ですが…そう都合よく話は進まないとおもうので、その場合は歯科医院にまず行ってみて2つチェックしてみるといいと思います。

一つは治療の明細をしっかり出してくれるかどうかです。


治療費を支払う際に領収書を頂くと思うのですが、各項目の内訳がきちんと書かれておりましたか?


どんな治療をして何にどのくらいの金額がかかっているのか、医療費にも点数があるのでどんな治療に何点かかっているのか、オープンに出してくれる歯科医院はかなり良心的かつ、患者さん目線で営業してると思います。


二つめは、歯科医師に『自費治療』と『保険治療』の違いを質問してみて、使う素材の違いとかではなく、技術や治療内容の違いや、どんな歯科技工士が作っているかなどをきちんと回答していただけるかどうかです。


質問した際に親身に時間を掛けて回答してくれる歯科医師の方であるならばかなりオススメです。 知識の無い医師ならば誤魔化してしまいます。


もし歯型をとることがあるならばきちんと患者さん自身の歯型を見せて説明してくれる歯科医院も、型取りや治療に自信がある証拠なのでいいと思います。

被せ物(セラミック)の良し悪し、具体的な違い

自費治療でセラミックの被せ物をする場合、主にジルコニアやE-maxなどの素材の説明を受けると思いますが、歯の部位や状況によって適している、適していないこともあります。


例えば、硬い種類のジルコニアの被せ物をした時、被せ物の噛み合っている反対の歯が天然の歯の場合は、状況によって天然の歯が削れてきたり、ヒビが入ってしまうこともあります。

ジルコニアの種類によっては天然の歯よりも硬いものがありますので、安易にジルコニアは硬い強い潰れにくいだけで選択するのではなく、そのあたりはまさに歯科医師との相談が必要なので、まずは歯科医師に言われるがままではなく、積極的に質問して納得の上で治療方法を選ぶ事をオススメします。





最後に豆知識


歯の価値は1本100万円と言われています。換算するとお口全体でなんと3000万円ぐらいの価値があるのです!!

めっちゃ高いよー

あなたの歯で、家が買えます!!


では、また次回をお楽しみに。



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