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今年の6本目

今年の6本目、RESTLESS、観ました。

生と死は、すぐ隣り合わせにあります。少年には、それが見えています。でも一方で、両親と死に別れた彼には、生と死の間に厳然とある断絶も見えています。

特攻隊員の幽霊は、そんな少年の不安定さの結果として彼の前に現れた幻かもしれず、そしてまた、彼を死後の世界につなげる希望なのかもしれません。

「死んだら何も残らない。だから幽霊なんて嘘なんだ」。そのセリフの真偽は、今の私には分かりません。でも、ラストシーンの少年の笑顔は、美しかった。

死んだら何も残らない、かもしれない。でも、生き残った誰かの中に残していける何かはある、かもしれない。そう思えました。

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