![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/98960020/rectangle_large_type_2_76ad1921619435516e719a1e8505c2c9.png?width=800)
Photo by
kon_onoe
今年の6本目
今年の6本目、RESTLESS、観ました。
生と死は、すぐ隣り合わせにあります。少年には、それが見えています。でも一方で、両親と死に別れた彼には、生と死の間に厳然とある断絶も見えています。
特攻隊員の幽霊は、そんな少年の不安定さの結果として彼の前に現れた幻かもしれず、そしてまた、彼を死後の世界につなげる希望なのかもしれません。
「死んだら何も残らない。だから幽霊なんて嘘なんだ」。そのセリフの真偽は、今の私には分かりません。でも、ラストシーンの少年の笑顔は、美しかった。
死んだら何も残らない、かもしれない。でも、生き残った誰かの中に残していける何かはある、かもしれない。そう思えました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。何らか反響をいただければ、次の記事への糧になります。