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今年の1冊目

今年の1冊目、川上浩司著「不便益という発想~ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも 行き詰まりを感じているなら、 不便をとり入れてみてはどうですか?」、読みました。

著者の肩書きは、京都先端科学大学工学部教授となっています。そんな科学の先端を行く先生が不便益(不便であるからこそ得られる益)を提唱します。

工学は、生産力の向上を図る学問とされ、だからそれは、便利を追求する学問でもあります。だけど、便利と引き換えに人間が疎外を味わったりもします。

例えば職場でも、便利を目指せば分業を選択しがちです。でも、細分化しルーティン化された作業ではメンバーのモチベーションや育ち合いにつながりません。

昔ほど後輩を育てる余力も気力もなくなった職場を眺めながら、「不便だからこそ主体性や工夫の余地が生まれる」という、その不便益のことを考えています。

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