今年の10本目
今年の10本目、映画 ◯月◯日、区長になる女。、観ました。
何十万という人が暮らす町に暮らす人は、得てして自分には何十万分の1の存在意義しか感じられません。何をいっても、何をしても、世の中は、変わらない。
そう諦め顔で暮らしています。この映画は、そんな私たちに少しの希望を与えてくれました。地方政治は、私たちの声がより届きやすい場のはずである、と。
でも、そんな興奮もやがて冷め、旧態を批判して当選した彼女も旧態側に転じます。彼女のことを疎ましく思う人たちは、手ぐすね引いてそれを待っています。
もう諦め顔には戻りたくはない。ならば彼女を選んで終わりではなく、励まし、育てなければならない。そんな焦りにも似た気持ちで映画館を後にしました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。何らか反響をいただければ、次の記事への糧になります。