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近所のお寺で阿字観瞑想に出てみる

先週出かけた家から車で30分ぐらいのところにお寺があることを発見した。
お寺の案内の看板で月に1回瞑想をやっていますという張り紙があったので
オットと一緒に行ってみた。

真言宗のお寺で、中に入ると気持ちの良い空気を感じる。はじめてなんですと、伝えると副住職さんが丁寧にやり方を説明してくれて、安心しながら参加することができてホッとする。何事もはじめてのことはちょっとドキドキするものだから。

お寺の中で、ご本尊の阿弥陀如来に参拝してから、掛け軸の前にお座りくださいと言われる。続いて般若心経を唱えてから、掛け軸の説明を聞く。お月さまの中に白い蓮、そしてその上に、座布団があり、サンスクリット語の阿の字が書かれている。阿の字は宇宙の始まりであり、宇宙を表すと言う。

いよいよ瞑想に入る前に、座り方を教えてもらう。座布団が2枚あり、1枚を折りたたんでお尻を高く、膝がもう一つの座布団について3点で身体を支えられるように。背筋を伸ばして、肩や身体を力を抜いて、まずは調身、身体の整え流所から。そして調息。呼吸の整え方を習う。長く細い糸を吐くように、吸う息は自然に。最後に調心。心を整える。

阿字観瞑想では「アー」と言葉を声に出すことから始まる。徐々にその声を小さくして最後は無音に。無音の状態でどれぐらい座っていたのかは分からないけれど、気がついたら終わっていた。お寺で誘導を受けながらの瞑想は、心地よく終わった後にすっきりした気持ちになった。月に1回のお寺の瞑想、また行きたいと思える体験。

全く無になるという訳ではないけれど、呼吸に集中して、何か浮かんできても何か来たなと思って、また呼吸に集中する、ただそれだけの時間を持つことが、ふっと自分を別の視点から見つめるように、少し離れることができるのかもしれない。


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