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カセットにしびれる

やっと、映画『perfect days』を観てきた。
映画館で見たいと思っていたので、間に合って良かった。

出だしから車の中でカセットテープを聴くシーンからしびれる。
主人公の役所広司が淡々とトイレ掃除をする姿、無駄のない動き、
毎朝のルーティーン、お昼休憩で公園で木漏れ日を眺めること、
仕事が終わった後の銭湯でフーッと一息つくこと、
いつもの居酒屋での一杯、日常の中の小さなシーンにグッとくる。

音楽も映像もかっこよかった。しみじみ、見れて良かった映画。
どんな仕事でも、丁寧にやるべきことを淡々とやっている姿は
清々しい。

住んでいるアパートの和室の部屋を掃除するシーンで、新聞紙を
濡らしたものをちぎってホウキで掃くシーンも、印象に残っている。
いやいや、渋い。

しばらく映画の余韻に浸っていたい。

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