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キボシカミキリ

今日は、キボシカミキリを紹介します。

2023年の夏、家のイチジクの苗木に付いていたキボシカミキリの飼育を始めました。

キボシカミキリ $${Psacothea  hilaris}$$
コウチュウ目 カミキリムシ科

2023年夏の終わり頃のキボシカミキリ

イチジクはお母さんの育てている植物だったので、代わりにくわの葉っぱや枝をエサにあげていました。
冬になって、桑の葉っぱがなくなってきてからは、枝だけを与えました。

キボシカミキリにかじられた桑の枝

寒くなっても、食欲はあまり減らずに、上の写真のように毎日、桑の枝を食べていました。
※寒い所にケースを置いて飼っています。

上尾丸山公園の自然学習館に行った時、同じキボシカミキリを展示していたので、「飼育個体は越冬しますか?」と聞いてみたら、以前飼っていた個体は、2月まで生きたと教えてくれました。

でも、僕が飼育している個体は、3月に入っても元気なままです。

2024年3月のキボシカミキリ(メス)

写真で見ると、少し模様もようが薄くなった気がします。

ちなみに、僕が飼っているキボシカミキリは、縦条じゅうじょう前胸背板ぜんきょうはいばんの両脇にあるたての線の模様)がつながっているので、関東型と言うようです。

キボシカミキリ(関東型)の特徴

関西型は、縦条じゅうじょうが途中で分かれています。

前胸背板両側の縦条が分断される型(関西型)と完全な型(関東型)が知られ、DNAの解析では、関西型が中国大陸の個体と、関東型が台湾の個体と同じ塩基配列を有しており、両者はそれぞれの地域からの移入由来と考えられる。この意味では両者は亜種の関係にあると考えられるが、最近では関西型も東北地方まで分布を広げて両者の交雑が起こっていると考えられ、識別が困難な個体もある。

ZUKAN キボシカミキリ(Psacothea hilaris) 

2023年7月に、滋賀県立琵琶湖博物館のイベントで捕まえた時の、キボシカミキリの写真を見ると、確かに縦条じゅうじょうが途中で分断されていました。

滋賀県立琵琶湖博物館のイベントで捕まえたキボシカミキリ
キボシカミキリ(関西型)の特徴

もっと長生きして、2年くらい生きてくれないかな。

おしまい


下は、滋賀県の時の記事です。

下は、引用したページのリンクです。


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