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森の学校キョロロ「ゲンゴロウ相調査」

2024年4月20日。
新潟県「森の学校キョロロ」で行われた「ゲンゴロウ相調査」に参加しました。

通常、森の学校キョロロでは、生き物は持ち帰ることはできません

当日は、よく晴れていて暖かい日でした。
午前10時に集合、最初に調査方法や注意事項の説明があって、毒ビン(※)が配られました。胴長に着替えて調査開始です。

※毒ビンとは、昆虫に有毒な薬品を染み込ませた脱脂綿が入っていて、採集した昆虫を入れるビン

調査する場所は、キョロロの広い敷地の中にある池や田んぼ、用水路、湿地などになります。

調査を行った池(湿地)

春になって色々な水生昆虫がいました。

クロゲンゴロウ

この池には、クロゲンゴロウやコオイムシがたくさん泳いでいました。

クロサンショウウオの卵塊

クロサンショウウオの卵塊らんかいもありました。
卵塊の一房ひとふさは、成体と同じくらいの大きさです。
下は成体の写真です。

クロサンショウウオ(メス)
用水路も探します

お昼の休憩の後、標本を作りながら、種類を同定しました。

標本を作製

標本は一旦、タトウ(包み紙)を用いて展脚てんきゃく(脚が見えるように形を整える事)して、乾燥させるために保管します。

展脚のために並べられる昆虫

僕はゲンゴロウ以外の昆虫もいくつか採集しました。

下は、今回の調査で見つかったゲンゴロウ類です。

  • コツブゲンゴロウ

  • ヒメケシゲンゴロウ

  • チビゲンゴロウ

  • ツブゲンゴロウ

  • ヒメゲンゴロウ

  • オオヒメゲンゴロウ

  • クロマメゲンゴロウ

  • マルガタゲンゴロウ

※今後、交尾器を確認して同定を行った後、結果が変わる可能性があるそうです。

ゲンゴロウ相調査の記録

キョロロには、何度も来たことがあるけど、僕の大好きな水生昆虫の調査は初めてだったので、とても楽しかったです。
いろいろ、教えてくださったキョロロの大平さん、ありがとうございました。

おしまい


下は、キョロロ通信です。今回の調査の記事が載っています。

下は、以前書いたキョロロの記事です。

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