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アオミドロの掃除屋さん

池やビオトープに、アオミドロがたくさん発生しているのを見かけることがあります。

アオミドロ($${Spirogyra}$$)  ホシミドロ目  ホシミドロ科

水槽すいそうやビオトープでは、見た目が悪くなったり、れて臭くなったりするので嫌われています。
僕は、そのアオミドロをアオミドロ育成いくせいバケツで増やして、水生昆虫の餌にしています。

アオミドロ育成バケツ ・・・ 日当たりのよいところに、水の入った大き目のバケツを置くだけ。一年中アオミドロが採集できます。アカムシやミジンコも暮らしています。

アオミドロの中のガムシ

アオミドロを一番、食べてくれるのはガムシです。

ガムシ($${Hydrophilus  acuminatus}$$) コウチュウ目 ガムシ科

大きさは33~40mmくらい。
カブトムシのメスみたいな水生昆虫です。


小さなケースをアオミドロでいっぱいにして、ガムシを入れると、すぐにもぐりこみます。

もぐりこむガムシ

糸状しじょうのアオミドロは、2、3日でほとんどなくなり、緑色の水とガムシのふんだらけになります。

水が緑のままで気が付きにくいけど、ずっと放置しておくと、ガムシが死んでしまうので、アオミドロがなくなるころに、新しい環境に移してあげます。


糞だらけの水は、アオミドロ育成バケツに戻します。
緑の水は細かくプランクトン状態になったアオミドロなので、時間がたてば増えていきます。
糞は微生物びせいぶつに分解されます。

地球の植物プランクトンはたくさんの酸素を生み出しています。
僕はガムシの飼育で、SDGsに貢献こうけんしています(笑)。


下は、植物プランクトンが作る酸素の説明です。

プランクトンは「植物プランクトン」と「動物プランクトン」の2つに大別され、植物プランクトンは光合成によって、地球上の全植物を合わせたのと同じ量の酸素を生み出している。「私たちが呼吸する酸素の約50%は、植物プランクトンによって作られています」と英海洋生物学会の上級プランクトンアナリスト、マリアン・ウートン氏は説明する。「つまり、私たちは2回に1回はプランクトンが作った酸素を吸っているのです」

プランクトンのミクロな映像がすごい、ミジンコの出産シーンまで

下は、ガムシの仲間の記事です。

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