セスジガムシの生息調査
2024年3月20日。
水生昆虫の研究者の岩田さん、昆虫ハカセの加藤さんと一緒に、埼玉県のセスジガムシがすむ池の生息調査に行きました。
午後からは雨の予報だったので、午前中に大急ぎで探します。
目的の池は、冬の間に水を減らして水たまりのようになっていました。
たくさんの泥と枯葉が堆積していて、歩くのが大変でした。
油断すると、ひざの上まで足がめりこみます。
寒い季節のセスジガムシは、浅瀬の泥の中などに潜っています。
この日の池の水温は9.5℃。
岸際の泥を何度も踏んで、浮いてくる生き物を探します。
浮いてきた物の中に、動くやつがいました。
いた!セスジガムシだ!!!
セスジガムシ $${Helophorus auriculatus}$$
コウチュウ目 セスジガムシ科
まだ、寒い3月なのにセスジガムシは活動しています。
泳ぐのが上手じゃないので、水中の植物に掴まって歩いています。
捕まえたセスジガムシは家に持ち帰り、飼育します。
セスジガムシの背中を見るとスジが入っていて、コブもあります。
越冬した個体だったから、長生きしないかもしれません。
繁殖は難しいかもだけど、頑張ってみます。
おしまい
下は、前に書いたセスジガムシの記事です。
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