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新潟県の水生昆虫調査2日目

前回の記事の続きです。

新潟県の水生昆虫調査の2日目は、別の市にある池に行きました。
この池には、クロホシコガシラミズムシがたくさん生息していました。

クロホシコガシラミズムシ(中央)

クロホシコガシラミズムシ $${Haliplus  basinotatus}$$
コウチュウ目 コガシラミズムシ科

写真の左上に見えてるのは、メススジゲンゴロウの幼虫の頭です。
速く泳いでいるのでぶれています。

他にも、クロゲンゴロウやナミゲンゴロウの幼虫、オオミズスマシ、コガムシなどがいました。

これで2日間の調査は終わりました。
水生昆虫以外にも、初夏のたくさんの昆虫に出会えてとても楽しかったです。

岩田さん、富樫さん、大平さん、ありがとうございました。


新潟県で見た面白い昆虫たち。

1.ホソヘリカメムシ

ホソヘリカメムシ

幼虫時代は、クロヤマアリに擬態ぎたいしています。
成虫になると茶色のカメムシになります。

2.セモンジンガサハムシ

カメノコハムシの仲間

コウチュウなのに、体の縁がけています。

上翅会合線部じょうしかいごうせんぶにx字型の黄色の隆起条りゅうきじょうがあったので、セモンジンガサハムシだと思います。

3.ムシクソハムシの仲間

ムシクソハムシの仲間
ムシクソハムシの仲間(拡大)

後胸腹板突起こうきょうふくばんとっきなどを見た感じ、多分、ムシクソハムシだと思います。

その名の通りイモムシの糞に擬態する昆虫です。
上手く足や頭、触角をたたんで、イモムシのウンチになりきります。
幼虫は自分の糞で、体を隠せるみのを作ります。

おしまい

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