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以前、仮採用で二つ目の仕事が決まりそうということを書きましたが、結局こちらから辞退をすることになりました。

シフトが6:00-14:00、14:00-22:00のどちらかだと言われまして、でもどちらも子供の学校や活動に影響があるんですよね。

子供がいるので、8時から始めるとか勤務時間の融通がもう少し効くかと思ったのですが、工場の場合、皆が一斉に仕事をしないと回らないようです。
もう少し早く、勤務時間の変更はできないと教えてもらえれば、もう少し早く諦められたのですが、まあしょうがありませんね。

そして、私自身も「ちょっとやってみたら、この時間でもできるのかもしれない」という錯覚をしてしまいました。


気合を入れて朝4時台に目を覚ます練習をしてみたり、新たな靴や安全服を買いましたが、処分をしようか、とっておくか迷っています。


断りの電話を入れる日は、ブルーでした。

それなりに期待をしてもらっている印象がありましたし、何より私もやる気を見せていましたから、前日は全然眠れませんでした。


何事もなかったかのように私の体を職場へ運べば、本採用がスタートして、お給料が入る流れが始まるんだよな。

でもそうしたらますます辞めづらくなって、家族に負担がかかる生活が始まるんだよな。


悶々としました。


朝、マネージャーに電話を入れました。

「わかった…問題ない。もう1日でも働く気は無いのか?」

「はい、申し訳ありません」

「そうか」

という感じで淡々と、でも決して嫌な感じではない対応だったのが救いでした。


ホッとするというより、ただただ申し訳ないという気持ちでしょげていたら、娘がハグをしてくれました。

感情の起伏の激しい娘ですが、この日はずっと私を気遣ってくれました。

そして、「はやくハイスクールに行きたいなー。そしたらお兄ちゃんとスクールバスだからお母さんは楽になるね」って。

優しさが身に染みるって、こういう感じなのかなと思う出来事でした。






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ひなた とりこ
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