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【エッセイ】友達と飲みに行った話

小・中学校の同級生と
年に数回飲みに行く。

私以外はみんな結婚していて、
子供が三人なんてやつもいる。

こっちから連絡なんてほとんどしないのに
こうやって誘ってくれてありがたいなぁと思う。

ただ、彼らの一人一人と
サシで会うことはほぼない。

集団だからこそ一緒にいられる。

個人的に会うとたぶん間が持たない。

別に自分なんて面白くもなんともないし
めちゃくちゃ仲良い訳でもないのに
何で呼ばれるんだろう。

みたいなネガティブ思考がたまに
にょきにょきと顔を出す。

ついこないだもいつものメンバーで
飲みに行った。

会話の内容は年齢なりだ。

仕事の話

子供の話

新築を建てているという話

それぞれがそれぞれの人生を生きている。

それぞれがそれぞれの価値観を持っている。

他人の人生を覗き見できるのは面白い。

先ほど

「誘ってもらってありがたい」

というようなことを書いたが、
正直言って

「全然価値観違うやんだる」

と思うこともある。(怖い)

こないだ行った店での出来事。

以前から行ってみたかったので
私が店を選んだ。

しかしとある友人の文句が止まらない。
(先に少し飲んで来やがったからかもだが。)

料理の量が少ない

スマホでオーダーするの面倒くさい

酒が薄い

など。

まあ分からんでもないけど。

極めつけにはこんな発言

「女が来るような店やん!」

いやいや全然そんなことない。

確かに若者を意識した
感じの店ではあった。

原始焼きの店なので映える写真が撮れる。

料理自体も少しおしゃれ。

でも別に

「女が来るような店」

ではないだろう。

私は正直言って
その発言が不愉快で仕方なかった。

浅はかな価値観だなと思った。

何をもって
「女が来る店」と思うのだろう。

以前別の文章でも書いたが
私は男だから、女だから
という考え方が嫌いだ。

男だからかっこいいものが好き。

女だからかわいいものが好き。

男だからたくさん食べる。

女は料理が上手じゃないとだめ。

そんなこと誰が決めたんだろう。

誰かが決めた価値観に
無意識に支配されて
損するのはその人自身だと思う。

自分で自分の可能性を狭めてしまう。

まぁ別に友人がそういった価値観でも
私は一向にかまわないのだが
心の底から理解し合うことは
無いのだろうなと思う。

二次会を韓国料理屋で済ませた後

友人①と友人②はキャバクラへ
私と友人③は帰宅した。

私もキャバクラへ誘われたが秒で断った。

性的に魅力を感じないので
そんなところで中身のない話をしても
面白くもなんともないのだ。

昔なら付き合いで行ったかもしれないが

今となってはもう無理だ。

いつ死ぬかもわからないのに
そんなことに無駄にお金と時間を使いたくない。

良くもまぁこれだけ
価値観や趣味や性格が
違う人たちが一緒に居るよなぁと思う。

違うからこそ居るのかな。

その方が面白いし。

文句みたいなこと沢山書いたけど

別に彼らのことが嫌いな訳ではない。

ていうかこないだちょっとむかついたから

愚痴を書いてしまっただけな気がしてきた。

反省。

でもむかつく。

でも好き。

かもしれない。

たぶん今後もずっと居るんだろうな。

なんかよく分からんけど。

不思議。




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