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年齢と幸福について

今日からnoteはじめます。(やっと!)

2019年10月4日(金)。

今日で35歳がおわる。

明日から36歳。

誕生日の前日って、ちょっとした大晦日感ある。(個人的な)

このタイミングに、
これまでの20~30代のこと、あとは、今の自分が何を考えて生きてるか、まとめておきたいと思う。


気づけば昔からずっと考えていること

『 真の豊かさとは 』

いきなり哲学書か宗教家っぽい感じになってしまったけど、これは私の大学時代の卒業論文のタイトル。(政治経済学部だったから一応サブタイトルに 〜持続可能な経済成長を求めて〜 などと入れた記憶がある。)


私は「幸福」とか「豊かさ」とか「快楽」とか「価値とはなんぞや」とか、そういうことを考えるのが好きなのだけど、振り返ってみると大学の頃から変わっていないのだなと思う。


同じように、二十歳前後の頃に考えていて、結局いまも考え続けていることでいうと、

『 大人になるとは 』

というものがある。

そして『大人になる』という事について考えるとき、関連して出てくるのが

『 歳を重ねる 』

ということについてだ。


歳を重ねることを、どう見るか

こないだ何気なくSNSにこんな投稿をしたのだけど、


書いてから、
「ほんとうにそう思い続けながら生きてきた(歳を重ねてきた)な」と改めて思った。

人間はいつか必ず死ぬから、それを考えると「歳を重ねる=死に近づいてる」というシビアで現実的な話だし、

「老い」とか「老化」という言葉も、どう考えてもポジティブな言葉としては使われない。

だとしたら、
せめて生きてる実感値としては、

「 歳を重ねることは、楽しい 」

であってほしい。

昔から漠然とそう思い続けてきた。


フリーランスになってからの 1年10ヶ月間のはなし

少し話が逸れるが、
わたしは2017年の12月に会社員を辞めてフリーランスになった。( "なった" というより、"そのように流れついた" という方が正しいのだが。)


この1年10ヶ月間は、
とにかく毎日、自分の気持ちや思考を観察しながら過ごした。

こころの中で

“ 気が乗ることしかやらないキャンペーン中 ”

という旗をかかげて、日々を過ごしていた。

そうした時に自分が何をしたがるのか?

どんな場所に行ったり、誰と会ったり、どういう時間を過ごしたがるのか、今まで以上にクリアに見えてくると思ったから。


実際、それを忠実にやったし、やりきったと言っていい。


沢山の気づきや発見があったし、
これからやっていきたい事も見つかった。


10代や20代で、自分の夢ややりたいことを見つけたり、自分に合う過ごし方を見つけられる人もいるだろうから、結構時間かかっちゃったな、という気もしている。でもこれが私に掛かる時間だった。


いま、人生で初めてと言っていいレベルで、

「 すごい気に入ってる 」といえる毎日を過ごせていて、こんな事ってあるのか?という感じなのだけど、35歳の一年間は本当に心からそう言い切れる一年だった。素晴らしかった。


迷走期の20代

私は20代の頃、
かなり長いことずっと迷走していて、

ふつうに生活しているように見えて、仕事もプライベートも迷走を極めていた。

もがきにもがきまくっていたし、あがいていたし、どこに向かって何を頑張っているのか自分でも見えなくなっていたし、

「 え、これいつまで続くの? 」

「 なに?この樹海 」

という状態がずっと続いていた。

仕事帰りの終電近い電車の中で、勝手に涙が溢れ出てくることもあったし、休みの日は泣きながら、どこにもぶつけられない感情をひたすらノートに吐き出したりしていた。

その時は必死だったけど、
いま振り返るととても辛かった。

20代の頃のことをはっきりそう思ったのは割と最近のことで、それと同時に「あの10年があったから、こんなふうに30代が過ごせているんだ」ととても思うようになった。特にこの1年は何度もそう思った。20代の頃の自分にめちゃくちゃ感謝してる。

(この夏、古着屋で一目惚れして買った指輪)


そして、いま

結論に行きつくまでの道が想像以上に長くなってしまったけど、

「 歳を重ねることは、楽しい 」

35年 生きて、
35年 歳を重ねることをやってみて、

初めて、実感として 100%
そう思えているのが今です。


来年も再来年も、
そう思えてるといいなー


40になっても、50になっても、さらにもっといっても、そう思えてる人生にしたいなぁ


最近、フリーランスになってからのこの1年10ヶ月間は、「ロングバケーション」だったなと思う。長いお休み。キムタクである。

歩をゆるめて過ごすことで、今後の自分の人生の柱だったり指針になるものをいくつも見つけたり、再確認できた。

脚本家 北川悦吏子先生に敬意を表して、瀬名と南のセリフで終わろう。

瀬名: ねえ、こういうふうに考えるの、ダメかな。
南:  え?
瀬名: 長~い、お休み。
南:  長いお休み?
瀬名: 俺さ、いつもいつも走ることないと思うんだよね。・・・・
ほら、あるじゃん、何やってもうまくいかない時。
何やってもダメな時って、ね。
そういう時は、なんて言うのかなあ、言い方変だけど、神様がくれた
お休みだと思ってさ、無理して走らない、焦らない、頑張らない。
・・・・自然に身をゆだねる。
南:  そしたら?
瀬名: 良くなる。
南:  ほんとに?
瀬名: 多分。
南:  多分・・・乾杯。笑


長いお休みは終わったので、36歳はぐんぐん行きます。

日記というか、脳内にあることを沢山文字にして外に出したい。

うまく書ける書けないとか気にせず、とにかく文章を書くことを日常化させて、習慣にしてみて、それで何が見えてくるかやってみたい。そう思っています。


ここまで読んでくれた人、長いのに本当にありがとう。


HAPPY BIRTHDAY TO ME.




追伸:
念願だったnoteの初投稿ができたら絶対に改めて言おうと思っていたことがあって、私は去年あずささんのこのnote記事を読んで、そのさらけ出した文章にとても感動したし、勇気をもらったし、「わたしも自分の文章を綴りたい」ととても刺激をもらった。それまであずささんと接していた中では分からなかったり知らなかったことも沢山詰まっていて、文章にすることの意味や価値も改めて感じた。

自分のことばを持っている人って、年齢や性別に関係なく独自の魅力を放っていて見とれちゃうし、追いかけてしまう。


2019.10.4

言葉をほめられること、本当にうれしいです。