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社会福祉士のステージ:ジョブコーチ

こんにちは。Hinaです。
いつも記事を読んでくださりありがとうございます🌺
今日はちょっと長めです。

○キャリアプランについて話してきた。


先日「女性のためのメンターカフェ」に行ってきました。
簡単にいうと、女性のキャリアプランについての講演会、そして交流会です。

土曜日にわざわざバスに乗って街中に繰り出して、普段着ないジャケットなんかを羽織っていざ講演会へ。
参加者は数人かな?と思っていましたが、意外と多く、20人ほどいました。

会場についてまず感じたのは、
同じ市内にもキャリアについて考えている女性がこんなにいるんだなぁという嬉しい気持ちと
逆に20代がほとんどおらず自分だけこの部屋の中でも社会の中でも浮いているのかな、少数派なのかな、という不安な気持ちです。

このメンターカフェは、子育てをしながらもキャリアを諦めることなく働いてきた女性が講師としてキャリアチャートを共有してくださり、それに対して参加者が自身のキャリアチャートを考え直す。そんな内容でした。

しかし、実は私にとって今回の講演会の一番の目的はキャリアプランについて学ぶことではなく、ある講師の方の講演を聞くこと。
講演会のチラシで講師を見て、
この人の話が聞きたい!と迷わず応募して参加に至ります。

それは、株式会社でジョブコーチとして、障害者雇用を担当している人でした。

今日はその方のキャリアチャートから影響を受けた新たな目標について
少し触れていきたいと思います。
社会福祉士として働いている方にとって、またそうでない方にとっても
少し新鮮な話になるのではないかと思います。

また3日間設定されている中、私が唯一スケジュールできる日がその方の講演だったのは運命だと思っています。
(最近はなんでも”ラッキー!””運命だ!”と思うようにしているのです。ショッピングモールの駐車場がたまたま空いても”ラッキー!”と強く感動します😂)

○障害者雇用率について

私は今まで社会福祉士として、障害者が就労するまでの訓練をしたり、その訓練を提供する施設と繋げたりする関わり方をしてきました。
その中で、社会福祉士という資格を生かすためには、社会福祉法人やNPOで働くのが当たり前だと思いこんでいました。

しかし今回の講演を通して”株式会社に勤めて障害者を雇う”という関わり方を知りました。施設で働くことばかり考えていた私。完全に盲点でした。

皆様、障害者雇用率を気にしたことはありますか?

障害者等が希望や能力、適性を十分に活かし、障害の特性等に応じて活躍することが普通の社会、障害者と共に働くことが当たり前の社会を目指し、障害者雇用対策を進めています。

満たさない企業からは納付金を徴収しており、この納付金をもとに雇用義務数より多く障害者を雇用する企業に対して調整金を支払ったり、障害者を雇用するために必要な施設設備費等に助成したりしています(障害者雇用納付金制度)。

また、障害者本人に対しては、職業訓練や職業紹介、職場適応援助等の職業リハビリテーションを実施し、それぞれの障害特性に応じたきめ細かな支援がなされるよう配慮しています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/shougaishakoyou

厚生労働省から引用しました。

”障害があっても働くことができる社会にしよう”
”企業にも協力して欲しい。一定率を満たさない場合はお金を払ってもらおう”
”障害を持ちながら働く支援をしよう”

言い換えるとこんなところでしょうか。

このような目的で、障害者を一定割合で雇いましょう=”障害者雇用制度”。
一般企業と公機関(公務員など)とではその”一定割合”が異なりますが、
令和5年の雇用率は現行2.3%です。

実はこの雇用率、引き上げることが決まっています。

令和5年度からの障害者雇用率は、2.7%とする。 ただし、雇入れに係る計画的な対応が可能となるよう、令和5年度においては2.3%で据え置き、令和6年度から2.5%、令和8年度から2.7%と段階的に引き上げることとする。

https://www.mhlw.go.jp/content/11704000/001039344.pdf

2.7%を目指すけど、とりあえず今年は2.3%で良いよ。
でも毎年少しずつ上げることは決まっているから、そのつもりでね。

言い換えるとこんな感じです。
つまり、企業側は障害者雇用に対して今よりも力を入れていく必要があるのです。

では、実際にどのくらいの企業が達成できているのか。
以下、令和4年度の実績です。

民間企業(法定雇用率2.3%)
法定雇用率達成企業の割合は48.3%

公的機関(同2.6%、都道府県などの教育委員会は2.5%)
国 :実雇用率 2.85%
都道府県:実雇用率 2.86%
市町村:実雇用率2.57%
教育委員会:実雇用率2.27%

独立行政法人など(同2.6%)
実雇用率 2.72%

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29949.html


このデータによると、民間企業で法定の割合を満たしている企業は半分以下であるということが分かります。
また、公的機関も満たしているがギリギリ、もしくは満たせていない、という結果が出ています。

障害者を地域の会社に送り出す施設側の人間は、障害者と一緒に過ごすことに慣れています。
しかし、世間で働く多くの人はそうではないと思います。
そこの繋ぎ手となる支援者、つまり”ジョブコーチ”として活躍する道もあるのではないかと思ったのです。

○ジョブコーチについて深めてみたい

今回のセミナーとこの記事作成を通して、ジョブコーチという新しい目線で自分の資格を見直すことができました。
せっかくなので、今後少しずつジョブコーチについて深めていきたいと思っています。
そして、せっかく発信を始めたので、自分の学びメモ的な役割としても
深めたことをnoteでまとめていこうと思います。

ジョブコーチになるためには?
研修は?どこで受けられるの?どの団体が主催のものを受ければいいの?
今後障害者雇用はどうなっていくの?
ジョブコーチのニーズ、実際どうなの?

こういった内容について深めてみたいと思います。
興味を持ってくださる方が一人でも増えたら嬉しいです。

それでは、また🌻

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