今日も、一歩。
『& Premium』の今月号のテーマは、「ひとりの時間は、大切です。」
寝込んで2日、やっと雑誌が開けるようになって、ふと開けたページに書いてあったのは睡眠についてでした。
ううむ。寝込む前、寝付けないのと起きてしまうのに悩んでいたから、ぜひ読んでみようと、パラパラ。
冒頭に、睡眠クリニックの院長のコラムがありました。
「人間には20〜50万ともいわれる霊視がありますが、そのうちの99%以上の期間は、それほど多くの人と会うこともなく、いわゆる村や特定のコミュニティの中で生きていた。
ところがこの100年で、例えば東京のような大都市に住んでいれば、何万人という人とすれ違うようになった。
ラットで実験すれば胃潰瘍を起こし、場合によっては死んでしまうほど。人の遺伝子がほとんど変わっていないのに、環境だけが激変してしまいました。動物として適応できるわけがありません。」
なんと。
東京で生きるだけで、ラットだったら胃潰瘍で死んでしまうのか。
ソファでぐったりしていた私は、なぜか腹の底からおかしさが込み上げて、元気も込み上げてきました。
この何日か不調で、仕事もままならず、ゴテゴテに回ってしまうしメンタルはやられるしで、私はダメな人間なんじゃないかと思ってました。
でも、なーんだ。
東京というこの異常な街で、ただ呼吸して笑顔で生活しているだけで、立派な革命じゃないですか。
午後から友達がきてくれて、笑ったり音楽をしたり食べたりおしゃべりしたり。
自分が今日という1日を楽しめたこと。
それだけでも、ぎゅっと抱きしめようと思いました。
ぎゅっとして大事に温めて、また明日も街に出て行く勇気に変えて。たくさんの変化とインパクトに疲れたら、雨を降らせておうちにこもります。
明日も休養の日になってしまいそうだけれど、今の私には必要な休息だと思います。
それでは、おやすみなさい。
言葉で、日々に小さな実りを。そんな気持ちで文章を綴っています。