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【アーユルヴェーディックな暮らしのすゝめ】Vol.13 食事中の過ごし方
こんにちは。Hinakoです。
今日はこれまで投稿していたアーユルヴェーダに関するお話、食事についての続きを投稿再開します。
自分の振り返りもかねて(笑)結構いいアウトプットになっています。ああ、そういえばそうだったと。知識は忘れるものなので身体に刷り込んでいきたいですね。
これまでの振り返りを行うと、アーユルヴェーダの食事というのは、食事内容の前にまずは”食べ方”が大事だとお伝えしてきました。
その中でも”食事のリズム”にフォーカスしてまとめております。
ここまでの経緯の詳細はこちらの記事も見てみてください。
さて、今日は食事のリズムの中で大事な5要素の3つ目、”食事中の過ごし方”です。
これはいわゆる”食べる瞑想”なのですが、現代は誘惑がたくさんたくさん。どうやってこの”食べる瞑想”へ切り替えれらるか、理屈が分かればできる方も多いと思いますので、今回はこのことを書いていきます。
味は視覚が作っている
早速ですが、食事の味。皆さん味わって食べていますか?いつも食事の時にどんな味かわかっていますか?
もし、どんな味かわからないと気付いた方。それは”ながら食べ”が原因かもしれません。
特に、テレビ・スマホ・新聞などの大量の情報を見ながら食べている方。これは食べ物を食べていると脳が認識していない状態なのです!目にしている情報を食べていることになってしまいます。
これはアーユルヴェーダというより栄養学の授業を受けて詳しく教わったことなのですが、実は”味は視覚が作っている”という研究結果があります。
こんな順番で脳は食べ物を食べていると認知し、味覚を感知しています。例えばおにぎりの場合は下記のような状態。
目でおにぎりを認知する
↓
脳のデーターベースでおにぎりをみつけ、その性質を理解する
↓
脳がおにぎりを食べるモードになる
↓
おにぎりを食べると、脳が認知したおにぎりと合致し、味がしっかり伝わる
これがテレビを見ている状態で食べるとこのなります。
目でテレビを認知する
↓
脳のデーターベースでテレビをみつけ、その性質を理解する
↓
脳はテレビを見るモードになる
↓
おにぎりを食べると、脳テレビモードなのにおにぎりが入ってきたことに混乱し、味がしっかり出てこない
こんなことが起きちゃうのです。
どんなにおいしいものを食べても、目で見ているものと食べたものが合致しないとその食べ物のポテンシャルが発揮しないことに!
また身体は同時進行に進めるよりも、そのことに集中した方がパフォーマンスを発揮するので、消化にも繋がるのです。
ながら食べは極力やめる。他の生活でもながら行動はやめる。
このように、実は”視覚”が味覚を支配しており、視覚から入ってくる情報と食べているものが不一致だと味が正しく認知できません。
実はこのこと、食べること以外にも言えると思います。今回は食べることについて説明しましたが、常に同時進行で物事を進めていると、パフォーマンスが十分に発揮されず、なおかつ脳も疲弊してしまいます。
言い方を変えると”マインドフルネスな状況でない”と言えます。今この瞬間を生きること、目の前にあることに集中することで負荷なく過ごすことができます。
ただし、全てのことをマインドフルネに過ごそうとするとモノや情報に溢れた現代では難しいかもしれませんので、まずは食事から始めて見ませんか?食事中は目の前の食べ物に集中。テレビ、スマホ、新聞、本、できれば談笑も控えます。
※ただ、談笑に関しては大勢いるのに黙って食べる方が美味しくないなあと思ったことがあります。美味しいということを他の人と共有するのは良いのではないかなと個人的には思っています。まったく違う世間話をするというのはまた別の話です。
早食いも消化不良の原因
早食い。気付かぬうちに早食いになっている人もいるのではないでしょうか?
早食いは特に胃に負担が掛かり、消化に影響します。早食い=必要な分の咀嚼(噛むこと)が出来ていない状態なので、同じものを食べたとしても食べる時間が早すぎると消化の時間も変わってしまいます。
これはイメージできると思うのですが、米粒そのままと、おかゆに近いすりつぶした状態だったらどちらが消化しやすいか?
後者ですよね。そのように早食いはその時は時間の短縮はできるかもしれませんが、後の消化工程も考えるとあまり変わらないのです。
それだったら胃に優しいゆっくりと噛み締めて食べる方が良いと思いませんか?
命を頂いていると意識して、ありがたく嚙み締めよう
上記のことと共に、アーユルヴェーダでは”命を頂くありがたみ”を感じながら食べることも大事だと言っています。
食事は命を頂く儀式。生物はみな誰かしらの命を頂かなくては生きてはいけないのです。唯一そのことを感じられるのがこの食事。
今自分がこの食事を頂けていることに感謝し、その美味しさに集中することで、自分の身体にも、命を与えてくれた生き物たちにも良いバイオリズムが出てくるに違いありません。
その為、ながら食べ、早食いはやめて、今この食べている瞬間に集中して食事をしてみてください。
身体にも優しいし、味も格段においしく感じると思いますよ♪
それでは今日はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Om
Hinako
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