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【アーユルヴェーディックな暮らしのすゝめ】冷えは食べ過ぎが原因

こんにちは。Hinakoです。

今回は、”冷え”に特化したお話をしてみます。
最近寒いですよね。私の住む名古屋は、たまにしか雪は降りませんが中々厳しい寒さに身体が堪えています。雪国には住めない…と毎年思う冬。2023年1月は自分にとって久々に体調面で学びが得られた不調期間だったので、この経験をシェアしていこうと思います。

どんな不調かというと、異様に”冷え”ていたんですね。
このメカニズムについて、ようやく原因が分かったというか腑に落ちたので、シェアしていきたいと思います。メカニズムについては知ってはいましたが体験として落とし込めていなかったのだなとわかりました。やはり経験あるのみですね。

原因が分かるまで道のりが長かった

意外かもしれませんが、私の今年の冷えの原因は、紛れもなく”食べ過ぎ”でした。
ここに結び付けるのに実に1か月はかかりましたが、ここ最近の過ごし方を振り返ってみると明らかに”食べ過ぎ”だったんですね。

私は元々末端冷え性でしたが、アーユルヴェーダを生活に取り入れ、朝夕のアサナ練習を取り組むようになってから冷え性が改善され、とても快適な冬を過ごしていました。代謝が良くなり、寒くてもそんなにしんどくなく、おまけにちょっと無理して食べても消化できているので太りもしませんでした。しっかり消化の火である”アグニ”が足りていたのとアグニを保てる生活が出来ていたんだと思います。

一方今年は年末年始の帰省から食欲が爆発し…(笑)結婚式も終わったし、もういいやと完全に感情に任せて食べまくっていました。恥ずかしい話ですが、ここ1か月は本当に何も考えずに食べたいだけ食べていたんですね。そして食べた分だけしっかり太りました。(笑)

そうしたらまず出てきた症状としては、”足指の霜焼け”です。もう一度言いますが私は名古屋に住んでおり雪国ではありません。しかも基本家で仕事をしていますので人より寒さにさらされる時間も少ないです。普通に考えて霜焼けが出来るような環境に生活をしていないので、とても不思議でした。よく考えるとアーユルヴェーダの暮らしを始める前は、いつも霜焼けだらけでしたね。もちろん都市部や南の地方にしか住んだことはありません。

また、暖房機器も去年より暖かくして使っていたのにもかかわらず、1日中「暖かいな」と思うことはなくずーっと「寒い」と思っている日々を暮らしていました。

そして徹底的におかしかったのは生理期間。私はどちらかというと軽い方(これもアーユルヴェーダの暮らしをしてからですが)で、特に普段と変わりなく生活が出来る方なのですが、今回に限っては貧血や頭痛が酷かったんですね。普段ないPMSもあり、ようやく「おや、これはおかしいぞ?」と内省するようになりました。

そこで見つけた明らかに違う生活習慣が、”食べ過ぎ”でした

食べ過ぎるとアグニを必要以上に消費する

ではなぜ食べ過ぎが冷えに繋がったのかというと、「アグニを必要以上に消費しているから」なんですね。
私の場合、こんな状況ではありましたが、日々のディナチャリアやヨガの練習は変わらず続けていましたので特段変わったことはしていませんでした。サボったりもしていたわけではありません。

しかし、明らかに食べる量が変わっていたので、いつも以上にアグニが必要なはずでした。
ただでさえ寒くてアグニを作ることが難しいのにもかかわらず、消化に大半のアグニを使ってしまったのでしょう。その影響で消化以外の循環で必要なアグニが足りなかったようです。今までと同じ生活をしていたら、アグニの火が足りないわけです。

アグニは本当に貴重であり大切です。目に見えないからこそ自分では把握できないもの。この火力の少なさを、身体は様々な方法でSOSを出していたのにもかかわらず、今回は生理が来る迄気づきませんでした。

消化のプロセスでアグニは必ず必要

ではアグニってどこで使われるのか?というと、消化のプロセス”全て”に必要です。細かく言うと違うアグニを使っているのですが、食べ物から得た栄養を身体の組織形成をするまでに、沢山のアグニが必要になってきます。食べ物を消化することだけに強火を使っていたら、そりゃ他の過程でアグニが足りなくなるのもわかりますよね。参考までに、消化のプロセスを載せておきます。この循環をサプタ・ダートゥと言います。

食物→ラサ(血漿)→ラクタ(血液)→マーンサ(筋肉組織)→メーダ(脂肪組織)→アスティ(骨組織)→マッジャー(骨髄組織)→シュクラ(生殖器官)→オージャス

特に生殖器は一番最後の段階で形成されるので、私の場合はそこまでのアグニが足りなかったのでしょう。女性特有の悩みも、アグニ不足が原因の一つでもあります。不調を訴える方は冷え性な人も多いはずです。女性は本当にありがたいくらい身体の調子が分かりやすいですよね。

腹八分目を守ってアグニを必要以上に使わないようにしよう

ということで”食べ過ぎ”は消化器官の負担はもちろんですが、アグニが少ないことによる冷えに繋がります。身をもって体験をしました。冬は特に美味しいものがたくさんありますので、どうしても食べ過ぎでしまいますが、節度を持って食べることで身体の不調は緩和できます。

私も2月は腹八分目とアヴィヤンガを徹底的に行って、脱冷えを目指して生活したいと思います。。。(笑)

ここまでお読みいただきありがとうございました。皆さんのより良い生活を祈っています。


Om
Hinako

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