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【アーユルヴェーディックな暮らしのすゝめ】ちょこっとアーユルヴェーダ

こんにちは。Hinakoです。

今回は、「どこからがアーユルヴェーダ?」ということで、アーユルヴェーダを日常に取り入れるための第一歩となる”ちょこっとアーユルヴェーダ”をお伝えしようと思っています。

アーユルヴェーダという単語を聞くと、”難しい”や”複雑そう…”なーんてイメージが沸いている人が多いなという印象です。実はそんなことは全然ありません。簡単にできることがたくさんあります。
特に今の季節、”春”は変化が目まぐるしい為、中々新しい生活習慣を取り入れるのは難しいorいきなりやり過ぎてリバウンドするということが多いと思いますので、簡単にできるアーユルヴェーディックな暮らしをお届けします。

また、今回はサンスクリット語を極力使わないで説明していこうと思います。サンスクリット語っていきなり難しさを感じさせるようなので、”言葉は日本語だけども内容はアーユルヴェーダ”という形で書いてみます。

3つの観点を考えてみる

今回は3つの観点でお伝えしていこうと思います。どれか当てはまることがあればそれのみを実践してみるのも良し、全部やってみるのも良し。ピンと来たことだけ実践してみてください。
今回は特に”道具は使わない”内容でピックアップしました。道具揃えるのだけでもハードル高いですからね。

・冷え性
・消化不良、身体が重い
・頭が忙しい

この3つをピックアップしてみます。あまり季節を考慮していませんが、良くある悩みなのではないでしょうか?

冷え性の方:飲み物を白湯に替える

まず冷え性の方。いつも水分補給に何を飲んでいるか振り返ってみてください。
冷水、お茶、紅茶、コーヒー、炭酸、、、etc

何でも良いのですが、これからは「自分の体温より低い&味がついている飲み物は全て食べ物カウント」としてみてください。冷え性の方へは「水分は白湯or常温水で摂る」を徹底することをお勧めします。

冷え性とは身体の燃焼させるエネルギーが足りていない事が原因となっていることが多いです。
もちろん服装が涼しすぎるという外的要因もあると思いますが、身体の内側の冷えが解消されない限りどれだけ着こんでも冷えは解消されません。身体の内側の冷え=代謝能力が低い、ということになります。
代謝能力とは、消化能力と直結していて、アーユルヴェーダでは同じ火のエネルギー(アグニと言います)が使われているといいます。このエネルギーを過剰に消費してしまうと、体温が必然的に下がってしまうことに繋がるのです。

そこで少しでも余分に火のエネルギーを使わないよう、飲み物からアプローチすることをお勧めします。お勧めする理由は単純です、簡単だからです。
「自分の体温より低い&味がついている飲み物は全て食べ物カウント」
という理由は、以下の通りです。

・体温より低い飲み物
→水だとしても、自分より体温が低いものが体内に取り込まれると、一気に体内の温度が下がります。そして元の温度に戻そうという働きが出てきます。これも火のエネルギーを使っているので、食べ物を食べて消化しているときと同じエネルギーを使っていることになります。氷などを使っているものは極端に下がるので、元の温度に戻そうという働きもさらにエネルギーが必要になるということですね。

・味や色がついている飲み物
→炭酸もそうですが、水に何かしら細工されている全ての飲み物は消化が必要になります。私たちにとっては飲み物なのであまり感覚的にはわかりませんが、身体にとっては食べ物を消化する作用と同じだけの消化エネルギーが必要になってきます。

これを白湯や常温水にするだけで、水分補給に対して消化が働かなくなるので、余分なエネルギーを消費することなく温存できるようになります。もちろん冷たい飲み物も味や色のついた飲み物を飲んではいけないと言っているわけではありません。食べ物カウント、間食として摂るという方針に替えればよいだけです。基本的にアーユルヴェーダは禁止するような事はないので、優しいなと思います。簡単ですので、まずは試してみてください。

消化不良の方:食べる時間を考慮する

消化不良とは何か。以下のことが当てはまる方に気にしてみてもらいたいです。

・いつも食後にお腹の違和感を感じる
・食後の眠気が多い
・空腹を感じない
・ニキビや肌疾患が絶えない

こんな方は食べ物の消化力が落ちている可能性があります。
その為にまずは”食べる時間”を気にしてみてください。これは、身体のそもそものポテンシャルを生かすという観点です。大抵現代人は日常のやるべきことに食べる時間を強制的に合わせています。仕事の時間、休憩時間、子供の世話の時間…等々。
実は身体には消化を得意とする時間があり、その時間を気にするだけで同じものを食べても消化できる量が変わってきているんですね。この時間を気にしないということは、夏に厚手のコートを着ていたり、冬に海で泳いだりしていることと同じことになるのです。

以下を気にしてみてください
・1日1番高カロリーの食事は昼に行う(10時~14時の間)
・夜ごはんは寝る前の3時間前には済ます
・朝ご飯はお腹が空けば食べる

・1日1番高カロリーの食事は昼に行う(10時~14時の間)
→私たちは夜ごはんに重きを置きますが、実は消化が得意な時間はお昼。この時間に一番高カロリーな食事をしてみてください。試しに昼と夜同じものを食べて消化を比べてみると一目瞭然です。まったく消化の感覚が違います。私自身もお昼は何食べてもOKとしていますので、変に食事制限等しなくていいので楽な考え方だなと思っています。

・夜ごはんは寝る前の3時間前には済ます
→睡眠障害の原因が意外と夕食の時間に左右されていることが非常に多いです。夜は消化力が落ち続けます。睡眠に向かって身体がお休みモードになるからなんですね。寝ている間は1日使った身体の修復にエネルギーを割きたいので、睡眠時にお腹に食べ物が入っていると、身体の修復にエネルギーが使えず、翌朝のだるさや重さに繋がります。なるべく早い時間に夕食を済ませること、それが出来ないのであれば軽い食事にすることをお勧めします。

・朝ご飯はお腹が空けば食べる
→朝ごはんは食べるべきと考えられていますが、そもそも朝お腹が空かない人は夜ごはんの消化が追いついていないので無理に食べない方が良いです。アーユルヴェーダでは空腹を大切にしています。空腹=前の食事の消化が終わって、次の食事を受け入れる準備が出来たという合図。なのです。次の食事を受け入れる体制が出来ていないのに食事を摂ることは、未消化物を作ることに繋がります。

頭が忙しい方:起きる時間を一定にする

頭が忙しい方。以下に当てはまる方に気にしてみてもらいたいです

・いつも考え事している
・思いついたことをすぐにやらないと気が済まない
・基本的に落ち着きがない

そんな方は、”安定性”が必要になってきます。頭が忙しい方は基本的に落ち着く着地点が1日の内にないことが多く、いつも自分のフィーリングで動いていることによって安定から遠のいていることが多いです。自分の性質を振り返ってみてください。

そこに「同じ時間に起きる」というリアクションを起こすことで、一気に身体のリズムが整って安定性が出てきます。これは不思議です。しかし、言葉にするのは簡単だけど行動にするのは意外と難しい。なぜかというと、起きる時間を気にする=前日の夜の過ごし方まで考える必要がある。からなんですね。
そもそも頭が忙し方は全体を通して物事見れていない傾向にあることが多いので、1日をしっかり全体を通してみることがとても重要になってきます。その着眼点として、「起きる時間を一定にする」ことは非常に効率が良いです。

いかがでしたでしょうか?サンスクリット語がないとアーユルヴェーダっぽく感じないかもしれませんが、これらすべて”アーユルヴェーディックな暮らし”なんです。意外と簡単じゃないですか?
全てのことに共通するのは、”身体のポテンシャルを生かす”事なんです。私たちは人間であり、地球上に存在する自然の一部。現代人は自然の一部ということを完全に忘れ、自然から遠のいた暮らしをしていることがとても多いです。少しでも”私たちは自然の一部である”ということを思いだして、暮らしを整えてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
*最後にお知らせがあるので、興味がある方は下部迄ご覧ください。

Om
Hinako

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