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【アーユルヴェーディックな暮らしのすゝめ】ドーシャ別アサナで自分に合った練習を

こんにちは。Hinakoです。

今日はヨガとアーユルヴェーダを掛け合わせて、「ドーシャ別アサナ」を軽くご紹介しようと思います。文字ですので伝わりずらいかもしれませんので、○○のアサナが良いという伝え方というより、それぞれのドーシャの性質を鑑みながら取り組んでもらえるような内容でお伝えします。

ドーシャの性質からその日に合ったアサナを

皆さんはどのようにアサナ練習を行っていますか?多くの方はヨガ講師が前におり、その講師の指示通りにアサナを取り組むことが多いのではないでしょうか。もちろん、自主練やYoutubeと言った動画で練習する方もいるでしょう。しかし、そのアサナが自分に合っているのかどうか、疑問に思ったことはありませんか?
アサナの練習は身体を使っているので、もちろん人によって向き不向きがあります。アーユルヴェーダのドーシャをある程度理解すると、自分自身のその日の状態から今日の自分に合ったアサナ練習ができ、効能効果がぐっと引きあがり練習後の1日がとても快適に過ごすことが出来ます。

ヨガの流派によっては、アサナのシークエンス(練習の順番や内容の事)が決まっており、毎日同じ練習をする流派もあります。私の練習しているシヴァナンダヨガなんかはとても良い例で、他にもアシュタンガヨガなども全く同じシークエンスをひたすら練習していく流派ですよね。

しかし、ここにアーユルヴェーダの目線を取り入れると、いつもの練習とは違った内容を取り入れることで身体の調整を行うことが出来てきます。
但し、これはまず自己観察が出来ていないと難しいので、まずは自己観察を癖にすることを始めの一歩としてみてください。
自己観察にお勧めなディナチャリアは過去に何度か記事にしていますので、良ければご覧ください。

それではドーシャ別におススメのアサナをお伝えします。

ヴァータ:ヴィンヤサ、フロー系の動きで考える時間を与えない

実はアサナ練習を行うときは、体格よりも性格を見ていった方が、自分にしっくりくるアサナを取り組むことが出来ます。
アサナは心の動きを制御するための1つの方法。身体を動かしていますが、心のアプローチが目的です。その為、自分の心の動きの癖を見極めると良いです。
もちろん季節性も考慮していくことで、体調面のサポートも多いにしてくれます。

ヴァータが優勢になると、「軽い、動く、不安定」と言った性質があり、どちらかというと頭の中はいつも考え事でいっぱい!という方が多いはずです。季節で言うと秋から冬にかけての時期は、ヴァータを鎮静させるような動きが良いでしょう。
心の動きを鎮めるためには、まずこの頭の忙しさを鎮める必要があるので、「考える隙間を無くす」ことがとても有効です。特にヴァータ優勢の時は瞑想は向きません。目をつぶったところで考え事でいっぱいになりますからね。そういう時は身体を動かすことに集中する方が落ち着きが訪れます。

おススメのアサナ
・太陽礼拝 5回から10回
・バランス系のポーズ
・立位系を続けて行うヴィンヤサ形式(戦士のポーズ1,2,3などを連続で等)

*ヴィンヤサとは、フローとも呼ばれることがあります。ポーズをホールド短めに連続して行う形式です。太陽礼拝も一種のヴィンヤサです。

ピッタ:少しチャレンジするけどメリハリをつける

ピッタが優勢な時は、頭を酷使した時や少し煮詰まっている状況。何かを新しくは始めていつもより気分が高ぶっているときなどが予想されます。また、性格的に計画的で、頑張り屋さん。そんな人はとにかく自分に厳しいです。季節でいうと夏。夏は暑さで身体が消耗し一番体力がない時期なので、そこまで頑張って身体を使って動かない方が吉です。
こういった状況の時は、落ち着きを取り入れたいのですが、あまりにリラックスしすぎても少し物足りないと思うのがピッタさんのエネルギッシュなところです。その為、メリハリのあるシークエンスで練習すると充実感と共に落ち着きも訪れます。

おススメのアサナ
・月礼拝
・コアを使う系(船のポーズ等)
・アームバランス系、逆転系の難易度が少し高めの動き
・一通り難しめのアサナを行った後、クロージングはゆったりと前屈、ねじり系で緩ませる

カファ:重たさを逃がすため、1番動きを取り入れる

カファが優勢な時は、どちらかというと「アサナの練習はやりたくない」といった惰性が強くなりがちだったり、なるべく動かないように…。と言ったマインドになりがちです。季節も春先に増え、うつ病患者も増えるのがこの時期が1番多いと言われていたり、5月病があったり、なんとなく誰もが動くことが億劫な感覚があります。
そんな重たさを逃がすためには、とにかく動きます。また、カファは忍耐強さや身体の丈夫さがドーシャの中で1番ですので、この利点も利用してかなり強めのアサナ練習がおすすめです。カファさんの心とは真逆の動きが本当はぴったりなんですね。

おススメのアサナ
・太陽礼拝 5回から10回
・逆転のポーズを多めに
・立位のポーズをホールド長めに
・少し汗ばむくらいの強さのアサナ

いかがでしたでしょうか?
基本的にそれぞれのドーシャを逃がすためには、その反対の性質を入れなくてはいけないので、アサナ練習は自分の気持ちと逆の動きをすることになります。その点ちょっと気合がいるのですが、これもある意味「自分の意志とは逆の要素を取り入れる」というヨガの練習ですよね。(笑)
究極に各ドーシャの要素に偏った時は自然と反対の性質を入れたくなるのですが、そうではない時は中々自分に合ったアサナ練習をするまでに心の切り替えが難しいものです。そして何より、自分に必要なアサナ練習をすることで、「心の鍛錬」になることは間違えありません。

心も体も両方鍛えられてしまうヨガの練習。大変お勧めですので是非はじめてみてください。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

Om
Hinako

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