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性差による肌の違い

こんにちは、AquaAgeの狩野です。
今回は性差による肌の違いについてお話をします。

一昔前までは美容=女性だけがするものというイメージが強く、男性がスキンケアやメイクをすると眉をひそめる方もいらっしゃったかもしれません。コロナ禍がきっかけであらゆる変化がありました。
特に、在宅時間が増えたことで、オンライン会議などで画面に映る自分の顔や肌を見て美容に関心を持つきっかけになった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そして、SNSやメディアでも【ジェンダーフリーコスメ】【シェアコスメ】と言った言葉が散見され、性別に関係なくパートナーと一緒にコスメを使うという新しいコミュニケーションも生まれました。
性別関係なくスキンケアやメイクの話しをできることはとても素晴らしい傾向です。

男女の肌は違いがあるのか

性別関係なく美容を楽しむために、特性を知るとより美容が楽しくなるはずです。では、男女の性差によって肌の特性は違うのか?というと、結論として違いはあります。
体つきや筋肉量、ホルモンバランスも違うのですから、当然とも言えます。
肌の特性を知識として理解しているとケアの仕方も変わってきます。

肌の特性を比較してみると

男女の肌の特徴
水分蒸散量(バリア機能の弱さ)※1
最小紅斑量(紫外線ダメージの受けやすさ)※2
抗酸化力の比較※3

女性の肌の特性
皮膚の厚みは男性より薄いものの、キメが細かく毛穴も目立たず、水分量も高いため肌はなめらかです。ただし、皮脂量は思春期をピークに年齢を重ねるたびに減っていくため乾燥しやすい傾向です。女性は保湿や紫外線などの外的刺激に対するケアも日常的に行っているため、外的ストレスへの耐性があります。

男性の肌の特性
皮膚は女性より厚く、キメが荒く水分量は低いですが、皮脂量は思春期にピークを迎え、年齢を重ねても減ることがありません。皮脂量が女性よりも約2~3倍多いことで、汚れが溜まりやすく毛穴が目立つ傾向にありますが、皮脂量が多いので乾燥しにくくシワになりにくいという特性もあります。
男性はスキンケアが習慣化されていない人が多く、紫外線対策への意識も低いことや、日常的なシェービングによる肌への直接的な刺激もあることで、外的な肌ストレスへの耐性は弱いと言えます。

スキンケアの方法の違い
男女ともに基本的なスキンケアの方法は同じです。
共通して
・肌を綺麗にする=クレンジング、洗顔
・保湿と保護をする=化粧水、乳液、クリーム
・紫外線対策をする=日焼け止め

~ 性差による肌の特性を理解した上で、意識したいケア ~
女性:保湿はもちろんのことですが、年齢を重ねると共に油分が少なくなっていくので油分をプラス。
男性:皮脂が多く毛穴汚れが目立ちやすいので、丁寧な洗顔をし、シェービングによるダメージから肌の保護をする。

まとめ
・性別が違うと肌の特性の違いがある。
・基本のスキンケアは男女共に同じ。
・特性を理解し、意識してスキンケアをする。

出典:
※1~※3
資生堂プレスリリース 男性は女性よりも肌のストレス耐性が低いことを発見 https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?
参考:
ポーラ化成工業 ポーラ化成が男性の肌を徹底調査 http://www.pola-rm.co.jp/pdf/release_2009_2.pdf
日本化粧品検定1級対策テキストP56 

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