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積極的に落ち込みたい時の、太宰。|元外コン脱サラベーシストの本棚#18

さて、火曜の追いかけ更新。久々に純文学、、

あれ、、、純文学初だ!!

このマガジンの性質上ちょっと実用書とかビジネス書によりがちなのですが、映画も公開されているし。恥ずかしながら初めてちゃんと教科書以外で読むことにしました。

斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇 (文春文庫) 太宰 治 

今映画公開に逢わせて映画に登場する

「人間失格」「斜陽」「ヴィヨンの妻」がすべて収録されているこちらは小栗君の表紙で売られています。(なぜかアマゾンで画像がオリジナル版しか出てこない)

さて、こちら。覚悟はしていましたが、やはり

暗い&重い。。。。。

しかも自分の境遇があまり良くない今年の夏に読んだこともあり、
「斜陽」のお嬢様の財産がなくなっていく様がめちゃくちゃ辛かったです。
というわけでまだ2作目の「人間失格」には入れていないのですが、
全部読んでからブログにすると映画が終わってしまいそうなので、今週の紹介にしました。

斜陽は本当にどんどんどんどん、入り込めば入り込むほどつらい話だけど、文章も本当に綺麗だし、「人間」が本当にしっかり描かれています。そしてすごくインテリジェンスがあるなと、注意書きがないとついていけないところも結構あります。予備教養が問われる感じ。

そしてやはり昭和の時代性というか、熱量が詰まっています。
凄い時代だったんだな。

こういう本もたまには読まないとな。

そして、どっぷり暗くなることで意外とデトックスできるなあ、と思いました。

そういえば横田君、最近”走れメロス”(曲)やってくれないな。



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