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最近のジェンダー徒然

主に加齢に伴うホルモンバランスの変化だと思うのだが、ここ数ヶ月自分の身体に対してとてもポジティブな感情を抱いていた。膨らみのある(小さいけど)胸も、脂肪がどちらかといえば多いお腹周りも、「まあそういうものだ、ぽよぽよで気持ちがいい」と受け取っている。

ジェンダーに対しても、本当に何とも思わずニュートラルな気持ちが続いていた。ジェンダーフルイッドを受け入れているという感じ。それがすごくすごく気持ちがよくて、快適で、ずっとそうあればいいな、もしかしたらこれからずっとそうかもしれない、なんて淡い期待を抱いていたらやっぱりそんなに甘いものではなかった。

一人称が邪魔だ〜〜〜〜〜!

前からずっと日本語の一人称ってすごく不便だな〜と思っている。でも英語で話すと三人称を指定しなくちゃいけなくて、heでもsheでもtheyでもない時どうしたらええんや〜となるので、何も話したくなくなる時がある。

今自分の体と性別に関しては納得しているので、PGPは堂々とsheである。英語でいいなら英語でものごとを考えたい。

「男性」が「わたし」とか「わたくし」というと、フォーマルな場での両性が使える一人称になるじゃん。でも「女性」が「わたし」っていうともうそれは「女性だから」という見方になるんだよね、やまこしはそう思っているのね。性別を消すために「やまこし」って言ってんのね。最近ずっとそういうモードなのね。

でも正月実家に帰っていて、一人称「やまこし」じゃ変じゃん、その家にいる人全員やまこしだからね。ああ困っちゃったなって。

僕とかおれとか色々言ってたら、なんかわからなくなってきちゃったな。

男性の「わたし」は特に何とも思われないのに、女性が「ぼく」っていうと「僕っ娘」って名前がついちゃうんだろう、どうしてそれって変なんだろう、どうしてそれって「イタイ奴」なんだろう。

やまこしはいま、ありとあらゆる「新しい出会い」に対して前向きなのだけれど、一人称の壁があんまりにも高くて、とても悲しい気持ちになってしまいましたとさ。

ジェンダーフルイッドってこれです

4年前の記事ですが、考え方は変わっていません。

いただいたサポートでココアを飲みながら、また新しい文章を書きたいと思います。