やまこし

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🦕人生はきょうりゅうに生まれ変わるための修行🦕🌱26さい 社会人 gender fluid | she/her ✒️エッセイ 日記 掌編 ジェンダーのこと 📮ご連絡: dinosaur.gaoo.0120@gmail.com

マガジン

  • にじいろのきょうりゅう

    LGBTQIA+イシューや、広く”性”のことについて書いたものたち。

  • 毎月300字小説企画参加作品

    @mon300novさんがX上で行っている企画に参加した作品です。 Xに投稿したものとこちらにある作品は全く同じです。

  • きょうりゅうの創作

    つくったものをあげます。 著作権はやまこしに帰属します。無断使用はお控えください。何かあればメールをください。フリー台本については、フリー台本使用ルールに従ってください。

  • きょうりゅうの戯言

    つれづれぐさ。エンタメのことなど。

  • 不定期登校略して不登校

    17さいの時に経験した冬季性うつとそれに伴ったプチ不登校の話

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やまこしのポートフォリオ

※最終更新 2024年5月2日 ▼自己紹介 1997年うまれ からだは女、ジェンダーフルイッドを自認しています。 植物に深く関わる仕事をしてごはんをたべています。 夏と、ピアスと、言葉が好きです。 あと好きなことが多いです。 冬と、朝起きることと、ずっと座っていることが苦手です。 文章を書くことが得意です。 noteではエッセイ、台本、短編小説などを幅広く書いています。 誰かが「あしたも生きてみるか」と思えるような作品を書いて生きていきたいです。 📮: dinosaur

    • はじめてスカートを穿いた日

      26歳、体は女性、 性別欄は”いちおう”女にマルを書く、 でもなんとなく、自分が女性であることにずっと納得がいっていなくて、ちょっとした違和感があって、 物心ついた時から「うまれかわったら男になりたい」と言っていた。 ランドセルは自分で緑を選んで、 生理によって引き起こされるホルモンバランスの乱れに心身ともにやられ続け、 自分の裸を見てさめざめと泣いて、 名刺交換をしたときに言われた「かわいらしいお名前ですね」を2年間も引きずり、 なんども「朝目覚めたら男になっていますよう

      • オリジナル掌編小説『みずたまりダイブ』

        『みずたまりダイブ』 やまこし 小さい頃から、とにかく雨が苦手だった。濡れると寒いし、なんだかうざったい。作ったてるてる坊主となくした傘の数は知れない。なのに、お姉ちゃんだから、小学校高学年だから、中学生だから、高校生だから、と大きくなるにしたがって「我慢する理由」ばかりが増えていく。だからいつのまにか、我慢することを身につけてしまった。言いかけた言葉は飲み込むし、ほしいものを聞かれても「ない」と言うようになったし、雨の日も歯を食いしばって出かけるようになった。 ほんとうに

        • 【第17回】毎月300字小説企画参加作品『ぽかぽか』

          毎月楽しく参加させていただいております! こちらの企画に参加しております↓ 「ぽかぽか」 テーマ:椅子 作:やまこし 「あ、おばあちゃんが好きなおまんじゅう、買ってくればよかった」 おばあちゃんが一人で住む家の手前まで来て思い出した。まあいいや、また次に来る時買ってこよう。次に来る日のことを考えながら、玄関の扉を開ける。 「おばあちゃん!来たよ〜」 いつもどおり、おばあちゃんが座る窓際のロッキングチェアがゆっくりと揺れている。 「おばあちゃん?」 返事がない。嫌な予感が

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          19本
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          8本

        記事

          おとなという存在をなんとなく信用できなくなった思い出ふたつ

          小学校の時に起こった出来事で、悔しくてどうしても忘れられないことがふたつある。人生にこういうことが多すぎて、忘れてしまえれば楽なのにたまに思い出して嫌な思いをしてしまうし、今日も今日とて脳みそが重たい。 空は上にあるでしょう 低学年の時だったと思う。 担任の授業の中で絵を描く場面があり、ぼくは絵の一部に建物を次のように描いた。 大きな建物を遠くから見ると、空はこのように建物の横にまで広がって見える。それをただ忠実に描いただけなのに、 「空は上にあるでしょう?横にはないよ

          おとなという存在をなんとなく信用できなくなった思い出ふたつ

          ネタ帳のネタ供養大会

          基本的には紙のネタ帳を愛用しているのだが、咄嗟に紙とペンが出ない時がある。ああ、なんて便利なんだスマートフォン。 iPhoneのデフォルトアプリである「メモ」を愛用している。 全てをエバーノートに託そうと思ったこともあったが、結局できなかった。 「とりあえずメモ帳」というメモに面白いと思ったことをメモしているが、どうも何にも昇華できそうもないものが溜まってしまったので、ここで供養していきたいと思う。 ぷりんすぐなくなっちゃった 原文ママである。プリンがすぐなくなっちゃった

          ネタ帳のネタ供養大会

          春になったぼくから見る数ヶ月前のぼくの話と今の話

          あまりにもしんどくて病院に行ったものの、診断がくだったわけではなかったが、結局あれはきっと「冬季性うつ」というやつだった。 季節性のうつは、いわゆるうつ病と似ているようでちょっと性格の違ううつ病で、いわゆるうつ病をわずらっている人にもあまり理解されないものだな、と思っている。 脳が極端に疲労することにより、睡眠や情緒、認知能力や運動能力に障害が出ていくと言うところはほとんど変わらないのだけれど、幾つが違いがあるそうだ。 一つは、特に理由はないということ。 冬季性うつの「原

          春になったぼくから見る数ヶ月前のぼくの話と今の話

          フリー台本『替えが効かない』

          *注意とお願い* ・どのプラットフォームで使用していただいても構いません。 ・ご使用の際はTwitter等で一言いただけますと嬉しいです。 ・また、作者として「やまこし」並びに  Twitter(X)のID「@yamako_shi」をクレジットしてください。 ・著作権は放棄していません。 ・一人称、言い回し、語尾等はご自由にご変更いただいて構いません。 (内容に変更がある場合はご遠慮ください) ・自作発言は絶対にしないでほしい。 この内容は2024年4月時点のものです。 最新

          フリー台本『替えが効かない』

          フリー台本『寝ずの番用』

          *注意とお願い* ・どのプラットフォームで使用していただいても構いません。 ・ご使用の際はTwitter等で一言いただけますと嬉しいです。 ・また、作者として「やまこし」並びに  Twitter(X)のID「@yamako_shi」をクレジットしてください。 ・著作権は放棄していません。 ・一人称、言い回し、語尾等はご自由にご変更いただいて構いません。 (内容に変更がある場合はご遠慮ください) ・自作発言は絶対にしないでほしい。 この内容は2023年8月時点のものです。 最新

          フリー台本『寝ずの番用』

          体裁って100円で買えるっぽい

          100円ショップが好きだ とかいうと、自分の貧乏さをひけらかしているようであまりほめられたものではないが、100円ショップが好きな気持ちは嘘じゃない。 用がなくてもフラフラと見回り、なんだかいろんな気持ちや空気をお土産に持って帰ってくる。もちろん、商品を購入することもある。 今日は、かわいい恐竜のワッペンがあったので、ほとんど柄のない布のサコッシュと一緒に購入して、恐竜サコッシュを作ることにした。 そういうのが楽しい。 そんな100均偵察の中で、数珠を販売しているのを見か

          体裁って100円で買えるっぽい

          アンソロジー「葬」

          葬儀についての創作とエッセイを集めました。 よく人が死ぬ話を書きますが、特に「お葬式」やその前後にまつわる話たちです。 マガジンの上限に達したため記事にまとめています。 増えたら追加する予定です。 ▼葬式のあとってお腹空いてるし、疲れてるのにパワー有り余るよね ▼葬式のタイミングで親戚関係確認する会話いいよね、からはじまった台本 ▼重いタバコが好きなあいつは、雨がよく似合う ▼最後は自分が好きな自分の姿で会いたい ▼桜を見にいく、今やぼくだけが見られるやつ ▼日頃

          アンソロジー「葬」

          【オリジナル短編小説】『堀ノ内の桜』

          東京都杉並区にある堀ノ内斎場は、住宅街のど真ん中にある葬儀場で、敷地内には火葬場もある。立地が良いためか、東京に住んでいれば何度かは訪れる機会のある場所だ。もちろん、回数は少ないほうがいいのだけれど。 そこは桜の名所としても有名で、春になると近所の人は桜を見にやってくるそうだ。僕は近所に住んでいるわけではないけれど、ある年から毎年桜の季節に堀ノ内斎場を訪れている。同窓会みたいなものだ。 八年前の春、高校時代の恩師が亡くなった。 恩師は僕の得意科目であった理科の教師で、僕が

          【オリジナル短編小説】『堀ノ内の桜』

          麻雀卓を始めて触った日のこと

          (ヘッダー写真は家でやった麻雀) 友だちが見ていたMリーグを一緒に見始めたことをきっかけに麻雀を好きになってから、もう4年くらい経つ。初めてMリーグを見たのは、KADOKAWAサクラナイツ参入初年度のファイナルシリーズで、サクラナイツが優勝の望み薄になったあたりだった。 (西振り込みはとうに過ぎている。かなり後からそのことについては知った) 戦っている人たちの中に目無しがいる状態の麻雀は異常なので、よくそれを見ながら「麻雀面白え」と思ったものだ。 ぼくはサクラナイツを好

          麻雀卓を始めて触った日のこと

          ピアスとものがたりep.71-80

          インスタグラムの画像1枚分で読める掌編や台本。 71話目から80話目まで。 ぼくはピアスが好きです。 穴はファッションピアス用の穴しかあいていません。 なのにピアスを500個くらい持っています。 そんな、だいすきな、毎日味方になってくれている、 お守りみたいなピアスたちにおはなしをつけることにしました。 フィクションだったり、エッセイのようなものだったり。 よかったらインスタもフォローしてください。 ヘッダー・一部写真:カザイイ優利 ▼今までのピアスとものがたり ▼創

          ピアスとものがたりep.71-80

          思考の訓練をずっとしてる

          例えば混雑している駅を歩いていて、前の人がスマホを見てキュッと立ち止まる。後ろを歩いてるぼくは、ぶつかりそうになる。瞬間的にちょっとムカつく。 だけどその瞬間息を吸って考える。 もしかしたら突然歩けなくなってしまったのかもしれない。 歩けないくらいショックな知らせを受けたのかもしれない。 足が痛いのかもしれない。 ぼくがキレていい理由はないかもしれない。 そう考えるように意識している。 瞬間的にムカついてしまいそうな時は、一呼吸置いて「そうではないかもしれない」場合のこと

          思考の訓練をずっとしてる

          夜族とハクション

          2月くらいからジムにちょっとだけ通っている。 某24時間空いているジムを契約して、週に1〜2回ストレッチとウォーキング/ランニング/軽い筋トレをおこなっている。 真冬でめちゃくちゃ具合が悪かった時はあまり行けなかったが、春になって元気になってきたらまた通えるようになった。 この前、会社から帰ってご飯を食べた後に急に運動をしたくなった。 夜モヤモヤとした気持ちを抱えたまま寝てしまうと、しばらくこのモヤモヤを引きずるだろうな。だったら体を動かしにいこう!とジムに出かけた。

          夜族とハクション