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スタッフが辞めない飲食店~アルバイト経験から考えてみた~

こんにちは!

季節は春に移り変わり、過ごしやすい季節になってきましたね。
今はまだ自宅待機が叫ばれています。
この記事を読んでくれている人もきっと家でまった~りと呼んでくれているはず!(笑)
ステイホーム(笑)

さあ、今回は6年間1つのアルバイトをやり遂げた私が、
アルバイトが辞めないお店作りに大切なものを実体験を踏まえて考えたことをお伝えします。

■お店作りに大切なの「環境作り」

ズバリ私が6年間続けられたのは働く環境が整っていたからだと感じています。

①お店の方針がしっかりしていた(コンセプト)
②社員とアルバイトの関係構築がしっかりしていた
②楽しいと思える環境
③プライベートも忘れない!

ざっくり上の4つのようなことが挙げられます。
環境が整っていた私のお店ではこんなことが起きていました。


アルバイト≠金稼ぎ という考えではなく、
〇〇店で働く=プライドを持って働く=そこに時給が発生しているだけ

こんな感じで超熱かった。部活みたいな。少し細かく語らせてください。

■お店の方針がしっかりしていた(コンセプト)

私のアルバイトしていたお店はざっくりいうとイタリアンのファミレスでした。
ロイヤル〇ストさんよりもちょっといい感じくらい(笑)

でも私たちのお店にはしっかりとしたコンセプトがありました!

「ファミレスと思われたくない。今日はここにきてちょっとお高い食事できてよかったねと思わせる。」

これ、働いている人たちの共通コンセプトでした。
だからホールの接客も、キッチンの料理もめちゃくちゃプライドを持ってやっていました。

特に季節のおすすめ。
これは春夏秋冬で前菜からドルチェまで全部用意します。
試作会を開いて、ホールがキッチンに「濃すぎる!」とか「盛り付け変えて!」とかびしばし言ってました。ホールは全部自ら食べてお客さんにどんな味か、どう説明するか決めていました。メニューはデザインを考えて黒板にすべて手書きをしていました。

お客さんに接客から料理までこのお店でしか体験できない!
と思ってもらえたら成功です。

■社員とアルバイトの関係構築がしっかりしていた

お店の社員はどちらかというと超ピンチの時に救世主として表れて、
普段は休憩室いる(笑)
さぼってるんじゃない?と不信感を頂かれそうですよね。

でも、私が関わった社員はしっかりと理由や意味づけをしてくれる人だったので指示だけが落ちてくるというのがなかった

こういう子に育てたい
こういうお店の回り方にしたい
だから、こういう教え方や、立ち振る舞いをして。

こういう指示はすんなりはいってきますよね?納得しちゃいます。
もちろん指示が下りてきた時になんで?と思えば夜な夜なお酒を交わしながら論争を繰り返したこともありました。

でも、ちゃんと向き合ってくれる社員さんでした。
(店長と料理長が特に。本当に切磋琢磨した。)

■楽しいと思える環境

私のアルバイトの先では、混んだ日あることが恒例でした。

キッチンD:18時台のあの皿の山俺3分でさばいたのやばくね?
ホールA:いや私は6名3組いっきにみたからまじですごいから
ホールH:いやいや俺はまじでバッシング全テーブルフォローしたから
ホールA:いやまじでDもHも今日の動きはやばかったありがとうw
全員:いや~疲れたけどめっちゃ楽しかったわーお疲れ!

という感じで・・・
混んだ時の自分の仕事っぷり自慢大会が始まるんです(笑)

でも、混んだ時って結構愚痴が飛び交いがち?だと思うんです。
本気でやってれば、団結力とか達成感を一番感じれるのは混んだ時とか辛い状況の時のはず。

混んだ時に楽しいと思える、現場。強すぎる。

■プライベートも忘れない!

これは全部些細なことだと思うんですけど、大事だと思っています。

①まかない
腹が減ってはは戦はできぬ。
まかないいっつも美味しいものを出してくれていました。
これがあったから頑張れたと言っても、過言ではない。

②飲み会
グループ同士の飲み会も、店舗全員での飲み会も、他店舗との飲み会も
とにかく、飲み会で本音で語り合うのも時には必要だった。
必要な時間でした。

③フットサル大会・ボーリング大会
2,3か月おきくらいに、クローズ後みんなでグランドを借りてフットサル大会をしていました。これも飲み会と似ていますが、働くだけじゃなくて一緒に運動をして仲良くなっちゃう。たまには仕事忘れちゃおっていう時間が大事でした。

アルバイトの多くは学生で、貴重な学生生活の中でアルバイトをしています。一生に一度しかない学生生活でアルバイトだけしか学ばないっていうのも違うんです。いろんな人と出会って、幹事なんかも経験しちゃったりして。
総合して得るものがいっぱいだったな~と数年後に思ってもらえたらよくないですか?

■最後に~アフターコロナの先に見える飲食店~

長々と私のお話をしてしまいました。
6年間のアルバイト生活は本当に得たものが多い。
これは私の努力とかではなく、与えられた環境と人に恵まれたことが大きかったと改めて感じました。

さあ。このコロナショックが回復して
飲食店で考えれらる現象はこんなことかなー?と私は予想しています。
※これは本当に私の憶測でしかないです。

ずばり。
アルバイトの入れ替わりです。

卒業生がいれば、新入生がいます。3月に辞めていった子を埋めるためにアルバイトの入れ替わりが発生するのではないでしょうか。

さらに!
アフターコロナの先には飲食店がものすごく盛り上がっている未来が私には見えます。
お店の人でが急ピッチに必要になる!なんてことも考えれます。

せっかく入ってきたアルバイトがすぐに辞めてしまった・・・
一気に受け入れすぎて教える側がてんやわんや・・・


なんてもったいないことが起きないように、
アルバイトを受け入れる側はきちん環境作りをすることが大切なんです!

自分の店のなりたい姿。
そしてみんなが楽しめる工夫。
でも、時には厳しくぶつかることもある。
もちろん、学生生活も思い切り楽しんできてね!

こんな受け入れ体制ができていれば、
お店の血が通ったアルバイトたちがごろごろと誕生し、最強のお店になること間違いなしです!

そう。私みたいにバリバリ何年間も働いてくれる優秀な子が

ってこらこら。おわり。


※本記事は2019年7月31日に行われた「お店のスタッフは なぜ1週間で辞めるのか? ~IM×GOSSO~」セミナー一部参照しています。
ありがとうございます。