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アラフォーワーママ、安定よさらば フルタイムでベンチャー転職を決めた話

タイトルのとおりですが、安定した職を辞めて、ベンチャーに転職することを決めました。

こちら、アラフォーのワーキングマザーです。現在は時短勤務中ですが、転職後はフルタイムで働く予定。ちなみに、夫は多忙のためほとんど家事・育児を行うことはなく、また両親も遠いところに住んでいるので、助けを得ることも難しい(基本、ワンオペ育児)、そんな環境で過ごしています。

ここまで聞くと、
・そんな転職無謀じゃない?
・なんか頭おかしくなっちゃった人?
・今のままの仕事を続ければいいのに
そんな声が聞こえてきそうです。

今回は、この記事を通して、私がなぜこの結論をするに至ったかについて、書いていきたいと思います。同じような境遇の人で迷っている人がいれば、こんな人もいるよ!と参考になれば幸いです。

一度しかない人生、あとで後悔するのは嫌。それに、子供が大きくなってから、「ママは自分のせいで人生をあきらめたんだ」なんて思われたら申し訳ないし、子供の成長の妨げになりそう。そんな気持ちが原動力になりました。

今は退職交渉が落ち着いて、現在の仕事の整理と、次に向かってやりたいことをどんどんチャレンジし始めていて、とても楽しいです!転職後、実際は色々大変なことがあると思うけど、そんなときにこの記事を軌跡として振り返りたいし、それによって更に前に進めるのではと思っています。

1. 唯一無二の存在になる

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なぜ安定した職を捨てて、転職を決めたか。理由は、「唯一無二の存在になる」ためです。

今の会社に入って、約10年。途中、出産というライフイベントも経験、子供が1歳になった頃に職場復帰しました。日々、仕事に、育児に追われていたのですが、しばらくすると感じるようになったこと、それは、「このままでいいのかな?」そんな漠然とした疑問でした。ちょうど、子供がどんどんおしゃべりが上手になって、「ママ、おしごといかないで」そう言い始めるようになった頃です。

・子供を預けてまでやる仕事なのか?(大変上から目線の言い方ですが)
・お金のためと割り切れるほど、お金を得られているのか?(時短なので給料は容赦なく按分されています)
・じゃあ、フルタイムに戻すほど、やりがいのある、やりたい仕事なのか?

感情のどうどう巡りです。ただ1つ言えることは、このまま今の仕事を細々と続けていって、子供の手がかからなくなった時、そのときに虚しさが残るのだけは嫌だなと思ったということです。子供が理由で、もんもんとした感情を抱いたまま仕事を続けるというのは、子供に申し訳ないし、「あなたのために、この仕事をやってるのよ」と言わんばかりの背中を見せたくない、そう思うようになりました。

過去を振り返り、また今後今の会社で自分が働いていったら、自分はどんな存在になり得るか?

私は、「人の価値は掛算で築かれる」そのように感じています。たとえば、私は理系出身です。その後金融業界で数年勤務しました。英語は鋭意学習中です。そうすると、「理系X金融X英語」という存在になり得て、少しだけ市場価値が見える化されます。

この掛算式で考えた時、今の会社で今後やっていっても、自分の幅はなかなか広がらないし、やりがいのある、やりたい仕事ではないかも・・と思うようになりました。それと同時に、こうやって掛算をうまく組み合わせることで、どんなライフイベントがあっても、暮らしていけるような、唯一無二の存在になるのではないかと思うようになりました。

今働いている会社で出来る幅を広げられるならそれでもよし、自分のスキルにあった資格を得られるならそれでもよし。突き詰めていくと、どんな人でも、オンリーワンの存在になれるはず。

そのような存在になれれば、安定した職というものにはそれほど高い価値はなく、性別やライフイベントなど関係なく、いつでも、やりたいときに、やりたい仕事を手にすることができるようになることができる。それこそが高い価値があるものであり、生きていく幸せにつながるのだと思うのです。

2. フラットな環境で仕事をする

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転職先として「ベンチャー」を選んだのは、フラットな環境で仕事をしたいという気持ちがあったからです。

今務めている会社は、いわゆる日本の伝統的な会社でして、発言の内容やタイミングによっては、バッシングを受けます。たとえば、「えらい」人が集まる会議で発言をすると、「お前は発言者ではないだろう」という冷ややかな視線を浴びるという具合です。結果、何か意見があってもしゃべらない、静かにしておくのが正解、そういう文化が根付いていきます。

働き方もしかりで、時間ごとに細かく管理され、なかなか柔軟な働き方を選ぶことができません。コロナのおかげで、在宅勤務が広がったという嬉しさはありますが、ワクチンが進めば古き「Old Normal」に戻るのではという怖さが現場にははびこっています。

金融業界にいた頃は、今思うとかなりフラットな職場環境でした。業種柄、業務開始時間が決まっていたり、出勤が必要だったり、ということはありましたが(いまはコロナもあって違うかもしれませんね)、発言はしないほうが悪いという文化でしたし、みんなの意見をとりいれてより良いものを作っていこうという考えがありました。仕事が終われば、みんなさーっと帰っていたことも記憶に新しいです。

いわば、両極端にある2つの会社を経験してわかったこと。それは、身を置く会社によって、自分のライフスタイルや思考が大きく変わるということ。自分にあっているのはどっちかな?自分はどうなりたいかな?そう考えたときに選ぶべきは、いろいろな面でフラットな環境じゃないかなと思うようになりました

ベンチャーと一口にいっても、その規模や業界によってさまざまだとは思います。ただ、ベンチャーの多くは、子育てをしている世代が前提としている「場所や時間に縛られずに働きたい」という要求に対応できるような、柔軟さと自由さ(もちろん結果としてのOutputは求められますが、それはどの企業でも一緒!)を兼ね備えているんじゃないかなと思います。

まとめ

安定した職を辞めて、ベンチャー企業への転職を決めた話をお届けしました。
大切なのは、自分が将来どうなっていたいかという「Will」。その信念を持って、自分のやりたいことをやっていきたいと思うアラフォーワーキングマザーなのでした。

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