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出会えてよかったものリスト2022

こんにちは。もう今年も終わりますね。
年末の終末感が好きで年明けの漂白された明るさが苦手な私は今がとても心地いいです。
ということで、去年やろうと思いつつも怠惰が極まってやれなかった出会えてよかったものリストを今年こそやります。
基本的に漫画、アニメ、ゲーム、映画、小説とか趣味に極振りしたものの中で90点を超えてきた作品をちょっと語りながら振り返っていこうと思います。

自分が振り返る用って目的が主ではあるんですが、誰かが読んで食指が動いてくれたら嬉しいですね。じゃあ始めます。

漫画

クロシオカレント

青騎士で連載中のこかむも先生の作品です。
まだ1巻しか出ていない作品ですがもっと読みたくて仕方ありません。
ちょっと変わった日常もの、マジックリアリズム的作品で、魅力的なキャラが沢山出てくるのもポイントのひとつです。
私はソシャゲ廃人のマナお嬢様が好きで、作中でマナお嬢様らしく1人のとあるキャラを救ってあげる話があるのですが、それがかなり好きでした。
そして、1巻のラストのエピソードが結構衝撃的だったりするのでそういう意味でも先が気になってる作品です。
ちなみにこかむも先生がきららで連載している「ぬるめた」も超オススメです。

隣のお姉さんか好き

webで連載していて先日2巻が出たばかりの漫画、「隣のお姉さんが好き」です。
1巻の時点では割と心愛さんに心折られそうになるシーンが多かったんですけど、最近はたーくんの攻めっぷりが凄くて可愛い心愛さんを安心してみてられていいですね。
作中で好きな映画とかがさらっと出てくるとちょっと嬉しくなったりもします。

クロウマン

これは絶対に紹介したいと思っていたヤンマガwebで連載していた「クロウマン」。
そうです。過去形です。
残念ながら先月で終わってしまったんですが、それでもかなり濃密でめちゃくちゃ面白い漫画でした!(全3巻になるのかな?)
どんな風に面白いか、言うなれば初期の頃の鬼滅に近いような作者のセンスが光ったギャグと登場キャラの魅力を150%引き出すバックボーンの描写。そこにきてパンチの効いた台詞回しなどなど、個人的に今年知れてよかったと1番強く思った漫画でした。
ちなみに私は蟹食べる回とヤスといちごが2人で進むことを決意する回が特に好きです。
あまりにも惜しい名作。悔しい。
夜光虫先生の次回作が来たら絶対読みたいです。というか早くきて!

またぞろ。

はい。この作品についてはもう前の記事で語っているくらい好きです。
詳しくはこちらを読んでいただければと思います。

早くアニメ化して欲しいですがアニメ化しなくてもいいっていう読者の独占エゴ感情すら引き摺り出してくるタイプの好きな人は本当に好きな作品です。

他にも
・競煙の機械箒
・ココロのプログラム
・おねぇちゃん日和
などなどもオススメです!1個1個やってると飽き性の自分は漫画だけで紹介を満足してしまいそうなので次に行きます!

アニメ

明日ちゃんのセーラー服

原作を読んでいたのでその分期待もしてしまっていたのですが、それを軽々と超えてきたアニメでした。
思えば今年のcloverworksの快進撃はここから始まった気がします。
特に好きな回は7話のギター回ですね。
あれを見た時、これを今後語り継いでいくんだ…って固い意思を持って思いました。
あとOPも最高です。
まだ見てない方は是非。

時光代理人

これも面白かった…。
中国からの輸入アニメだったんですがシナリオ、音楽どちらを取っても良質でビックリしました。
特にシナリオは泣き、サスペンス、頭脳戦の攻防と面白いもの尽くしで見ていて毎週楽しかったです。
ただ一つだけ、最後がまだ何も解決してないまま終わってしまい、調べてみたら中国でもまだ続編は作られてないらしいので未完なんですよね…。
せっかく面白いので最後まで観たい。

スローループ

久々に帰ってきたきららアニメ!スローループ!
放送中に原作全巻買うくらいハマりました。
よくおっさん趣味を美少女にやらせる作品みたいな括りで語ろうとする人がいますが、スローループは釣りという主軸と同じくらい家族愛をテーマにしています。扱うテーマも重く、作風とマッチさせるのが難しいものを優しさでコーティングすることで、心温まる作品に仕上げているのがスローループの凄いところです。
EDのシュワシュワも好き。

ビルディバイド

これもnoteに感想書き殴ったくらい刺さったアニメでした。詳細はこちらのnoteで。

こういう年の前半にあったアニメってM-1のトップバッター理論のように基本後半のアニメの記憶に押し潰されてしまうんですけど、ビルディバイドは未だに滅茶苦茶面白かったってハッキリ言えます。
良かったら是非。

エスタブライフ

こちらもオリジナルアニメでしたけどしっかり面白かったですね。
3Dアニメが苦手な人とかはアレでしょうけど世界観やキャラクターの魅力がしっかりしていて見てて楽しかったです。
使われなくなった地区の管理AIと最後の日を過ごす回は、終末物としてもかなり良かったです。
ちなみに、劇場展開、アプリ展開等も見据えてのアニメだったらしいので頓挫しなければそっちにも期待ですね。

Extreme Hearts

正直に言うと最初はトンデモスポーツ色物作品的な見方をしてました。反省してます。
確かに競技中は超人スポーツ物なんですけど、メンバーが集まっていく過程、そこで描かれるそれぞれのキャラクターからキャラクターへの尊重、青春の中で描かれる少し感傷的とも言えるシチュエーションなどが盛り込まれていてキャラクターの内面が垣間見える様な作品が好きな人にはオススメです。

Do It Yourself!!

書いている今もDIYロスに悩まされています。
というかこの作品だけでnote書こうかなと思っているくらい好きな作品になりました。
それくらい自分の心に平穏と安息と安らぎと憩いと休息と安寧と…ってとにかく穏やかな状態に精神を持ってきてくれた素晴らしい作品です。
どぅーいっとゆあせるふを見ている時、まるで初めてアニメを知った時のような心持ちになり、そういった新鮮な懐かしさもあって楽しくて仕方なかったです。
OP、EDともに最高にいい曲でした。
あぁ…結愛 せるふ…ぷりん…。

ぼっち・ざ・ろっく

勿論入ります。
正直、今回は有名すぎる作品は言わなくても分かるよね?的な感覚で書いてないんですけど、これは入れます。
だって至高のアニメ化だったから。
私自身ぼざろは原作当初から好きで読んでいたし、Twitterでもgitterheroにフォロバされてるという古参マウントを取れるくらいのファンではあるんですけどそれ故にアニメ化のハードルの高さも音楽メインで難しいと思っていたらそれを軽々と超えてくるオリジナルとしての強み、そしておもしれぇアニメーションの数々に圧倒されるとともに楽しすぎました。2億点。

と、まぁTVアニメ編はこれくらいにして次に行きます。

映画

ブラック・フォン

滅茶苦茶面白かった…。
今年の夏に公開されたホラー映画なんですけど想定と違った方向の面白さが待っていて映画館出た後に98点…♠って高評価付けてヒソカみたいになりました。
正直こういう所であらすじやある程度の感想を見聞きしてから見るのと何も知らない状態の脳にぶち込むのではかなり評価変わってくる作品だと思うのでとにかく見て欲しい。

NOPE

ノープです。こちらもホラーテイストではあるんですがどこを取っても多角的な比喩だったり皮肉だったりが込められてて1度じゃ見つけ切れないくらい映画構造的におもしろい作品になってました。
単なるホラー要素にしてはこの題材とはかけ離れてるように見えた場面も後々考えてみればこの映画のUFO?UMA?の縮小版の構図になってるものもあり、馬のシーンもそうだけど自分たちの方が立場が上だと勘違いした人々がぞんざいに扱った結果痛い目にあうのは猿や馬でも同じこと。同じ言語を話す訳でもないし種族も違うのに人間はそういう部分を忘れてエンタメに消化するのが当たり前になっていることを上手く当てはめてると思いました。そういう人それぞれの解釈が鑑賞後に湯水の如く溢れてくる作品でした。是非。

RRR

今年度優勝作品です。
アクション、演出、音楽、関係性を3時間全力で浴びせ続けてきます。観てキマるタイプのヤバい映画。観る二郎系ラーメン。
なんで見終えた後にすぐまだ見たくなってる自分がいるのかも分からない。その上脳内で鳴り響くのはナートゥダンス。
この映画を配信ではなく映画館で見れたことに最上級の感謝を送りました。
まだ見てない方は是非迫力を味わえる環境をできる限り作ってから見てください。トぶぞ。

THE FIRST SLAM DUNK

これも良かったなぁ。
なんだかんだ自分がバスケをやっていたという事もあり、その分モーションキャプチャーのレベルの高さがありありと伝わり、そこに桜木花道が混ざっているという異質さが上手く浮き彫りになっていたのもスラムダンクって感じで良かった。
そこに加えてこれまでとは別角度で与えられた内面描写、追加シーン、見たかった名場面の全てが揃っていて見終えたあと身体が熱かったです。
キャスト変更などがあり、この映画自体に苦言を呈している声も聞こえはしますが、桜木花道の声以外は本当に完璧な映画化だったと思います。

他にも「Theメニュー」や「雨の告げる漂流団地」「スパイダーマン ノーウェイホーム」「トップガン」辺りも挙げたいところですが名前だけにしておきます。

小説

最初に言っておくと小説はあまり新書で買わないので結構前の作品とかが多くなります。

なめらかな世界と、その敵

みんな大好きハヤカワ文庫の傑作SF短編集です。
一編もハズレなくただひたすらに傑作を読めてしまって最高です。
その中でも私は「美亜羽へ贈る拳銃」があまりに自分好みの短編で好きでした。
私は三秋縋さんの作品がとても好きなのですが、この美亜羽へ贈る拳銃も恋する寄生虫も恋愛感情の再生や逆転を科学や化学と交えて描く作品として共通していてそういう所も含めて刺さりました。

サバイバー

チャックパラニュークのヤバい本です。
読んでください。

旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで

コアな層の間では有名な既に絶版となっているラノベです。
今年BOOK・OFFで200円ほどで売ってるのを見つけて即購入しやっと読めました。
読んで思ったのはこんな本、一部の人からしたら役満レベルの感傷終末作品じゃないですか…刺さらないわけないじゃないですか…となりました。
スーパーカブはロマンです。
キミ呼びしてくる黒髪ロングセーラー服の女の子もロマンです。

ふたり、この夜と息をして

先日読んだばかりなんですが、これも面白かったです。
BUMPの66号線のような小説で空気感が良かったです。
ただ、この小説を読むには数年遅すぎた事もあり、自分に向けて描かれたものではないと強く感じてしまった事が1番悲しいですね。
学生の頃読みたかった。

他にも「Another」や乙一作品、アクアリウムの夜などを読んでどれも面白かったです。
小説はこれくらいで。

ゲーム

最近は専らシナリオゲームばかりなのであまりこれといって浮かんでこないので今回は一つだけ上げたいと思います。

Good bye World

Switchで買ったインディーズゲームですね。
数時間で終わってしまう短編シナリオゲームなんですが、内容が自分好み過ぎました。
全編ドット絵で進行していくという懐かしさすら覚えるシステムになっています。
ですが、その懐かしさを覚えるくらいの古臭さがこのゲームのシナリオの肝となっています。
作中ではゲーム制作に苦しむ女の子の日常が描かれてるんですが、その日常の切り取り方が素晴らしかったです。
ゲームのオチも正直皮肉が効きまくりでしたし、作中で言われる刺々しい言葉の数々もどこか自虐的で、製作者の苦しみすら感じ取れてしまう作品でした。
心に残るタイプの作品となってるので良かったやってみてください。

ちなみにポケモンSVもやってます!クリアもしました!めちゃくちゃ面白いですがある種当然なので感想はこれくらいで!

終わり!!!!!!!

はい!今年はちゃんとやれました!!
これで自分で(去年どんなのにハマってたっけ…)ってなっても簡単に振り返る場所が出来ました!
ここ数年で自分の心を動かしたものについてメモる癖を付け始めたのでそれの総括的なことが出来て良かったです。
来年も色々読んだり見たりしていきたい。
とにかく今はぼざろとDIYが恋しい。
それでは、今年はこれで。

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