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シンプルがいい。

箱ティッシュが欠かせない我が家。生活必需品。テーブルに、棚にと、ただそこに置いておくだけなのに、部屋の中での存在感は私的には大きくて、だから、箱のデザインが大事です。ドラッグストアに並ぶのを見ても、全然ときめかないものばかり。なぜだろう、妙に、変に、花柄が多い...

お気に入りのカバーをしたり、箱なしティッシュをチョイスし、箱(紙)のゴミを減らす生活もしているのだけど、あえて、箱ティッシュを買うなら、これ。母が、何気に「最近の箱ティッシュはめっきり枚数が少なくなったけど、スコッティは、200組400枚あるのよ」なんて言い、見てみると、私は枚数云々よりパッケージに釘付け。シンプルで良いーー。私的には、トキメクのです。笑。

ある日の朝日新聞に、まさにスコッティの箱デザインの話。グラフィックデザイナーの松永真氏。

要約すると、「1986年のスコッティのパッケージ、リニューアル国際コンペに参加。条件は2つ:花柄であること、指定のロゴを使用すること。花柄の条件に大いに疑問をもち、花柄をストライプに置き換え、ロゴも作り替えて提出。ルールを大いに無視して(苦笑)提出。」

1次2次3次の審査では評価が低くも、何となく落とせない感じで次へ(と、進んだそうで)。結局、最終審査に残り、最後の社長決裁で優勝。

2つの条件とも無視して、違うデザインに仕上がっているものの、優勝。

「あなただけ花柄がない」と言われて「このストライプが私の花です」と答えたというじゃありませんか。ストライプが私の花!

自分なりに納得のいく仕事を積み重ねる。ポリシー・信念・パッションを持って、失敗するかもしれないけど、やってみる。挑戦。そして修正。進化。

デザイン大国デンマークは、シンプルで機能的なものの美しさに溢れています。デザインに対するパッションは全国民にある、と言ってもいいくらい。日常のちょっとしたコト、モノにも「デザイン」があり、間違いなく、それは普通の生活を豊かに彩っています。

そぎ落とされ、引き算された後のシンプルなものには、ポリシー・信念・パッションが宿り、嘘がつけません、、、


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