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パニック障害について step1 ストーリー

この物語はフィクションです
step2にて解説があります。


私の名前は鈴木直弥。大手電気メーカーで働く35歳独身だ。
しかも2年8ヶ月付き合っている彼女もいる。

会社では営業マンとして働いているが、
なかなかノルマの数字が未達のままだ。

私の上司の後藤花音は、とても厳しく私に強く当たってくる

「お前今月のノルマも達成できてねぇじゃねぇか!!!!」
「ふざけてんのかゴミクズ!!」

毎日罵られる。
ストレスが溜まる。

そんな私だが、いろいろな人から仕事をお願いをされる。
信頼されているのか、単に奴隷として扱っているのか。

私が、事務仕事をしてる最中、2個上の先輩の田中さんが
「鈴木!この仕事お願いしてもいい?」と聞かれた。

私は手一杯で、本当は断りたいが、先輩の顔が怖いし、
断って嫌われたらどうしよう。

という気持ちがいっぱいで、「わかりました!」
と言ってしまい、なかなか断れない。

田中さんだけでなく後藤さんも他の先輩方からもお願いをされれば
嫌な顔せず受け入れる。(本当は嫌だけど)

その結果、仕事の量が山積み、残業毎日6時間当たり前
みんなは定時には帰っている。

「なんで俺だけ・・・」

上司の後藤からは、
「なんでこんなに仕事が遅いんだ!!!」
「ノロマ!!!」と罵られる。

そうすると彼女と遊ぶ時間も無くなってくる。

彼女の名前は愛。
私にとって愛はかけがいのない存在であり、大切な彼女だ。

そんな彼女とも今は遊べていない状況だ。

そんな夜の日、突然の症状が起きる。

なんだか眠れないし、動悸がすごい・・・
寝るのが

怖い!!

そうして朝を迎えるわけだが、
しっかりとした睡眠も取れずに電車に乗って会社へ。

「そういえば愛ともほとんど連絡取ってないなぁ。
でも、2月3日は記念日でこの日は会う約束してるから楽しみだなぁ」

会社へ〜

後藤「おい鈴木!!なんでこんなのもできないんだ!」
  「お前がいると迷惑かかってるのわかんないのか」

鈴木「迷惑、、、、?俺って迷惑なのかな?俺って不要な存在?」
田中「鈴木さん!!!!」
鈴木「あ!すみません。」
田中「ぼーっとしてないでよ。全く。そういえばこの仕事やっておいて」
鈴木「(え、、、、でも今自分この仕事してるし、、、どうしよ。
   でもこれ断ったら迷惑って思うよね、、、どうしよう怖い)」
鈴木「わかりました」

こうして鈴木は断れず日々仕事を続けていった。
そんなある日、

後藤「鈴木!!ちょっとこい!」
後藤上司に呼ばれる。

後藤「2月3日、株式会社Himmelの社長の接待がある。
お前もくるよな?」

鈴木「(その日は彼女との記念日なのに、、、、でも断ったら、、、?
   怒られるのかな?迷惑なのかな?どうしよう怖いよ、、、、)」
後藤「あ?どっちだはっきりしろ!」
鈴木「あああああああ!」
後藤「うお!どうした急に!」
鈴木「(あれ?急に声が出てしまった。なんだ?)」
後藤「それより早く決めてくれ」
鈴木「わかりました。行きます。」

電車内〜
鈴木LINE「愛ごめん2月3日会社の接待で行けなくなった。」
愛LINE「は!?どうゆうこと!もう無理だわ。あと私あなたが連絡してこない内に、
    新しい彼氏できたから、あなたなんてもういらない。じゃあねー」

鈴木「え、、、、どうして、、、、」

その時、

鈴木「ああああ!!」
鈴木は無意識に急に声を出してしまった。

そしてあの夜経験した動悸も襲ってくる。

心臓がドキドキする、息切れもしてきた、、、、
ここは電車の中だ、、、どうしよう。やばいやばいやばいやばい!!
さっきの声も出ちゃったらどうしよう。。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖
吐き気もしてきた。

電車内だから逃げ場はない、どうしよう。

このまま死ぬのかな。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い

苦しいよ!!!!!

あああああああああああああああ!!!!

息ができない、、、、、、

そうして鈴木は電車内で倒れてしまった

次回 step2 解説

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