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姫崎しうの大雑把な小説の書き方(1)


姫崎が小説を書く時の大まかな流れ。プロットは書かない派だが、個人的には絶対にプロットは書いたほうがいいと思っている。


今回は小説の書き方の大枠について話していこうかと思います。
細かいこと話していたら、たぶん文字数がすごいことになるので、雰囲気が伝わってくれればいいかなというのが目的ですね。
そしてここでも言っていますが、話半分で聞くのが正解です。

これはあくまで姫崎の書き方で、姫崎が書きやすいからやっているやり方です。他の人のことなど、小指ほども考慮していません。何なら姫崎自身もっとやりやすい方法あるだろうと思ってますし、もっとうまくいくやり方わかっているだろうとも思っています。

(執筆後追記。書いている間に長くなったので、前後編に分けます。具体的には下記②までの話をします)


●姫崎しうはプロットを書かない派!

小説含め、物語を創作しようと思ったときに、よく言われるのがプロットについてではないでしょうか?
プロットとは何ぞや、と思う人もいるかもしれませんが、物語の設計図とか、筋とか言われるものです。どれくらい書くかは人によるとは思いますが、書く人だとプロット段階で台詞までびっしり書く人もいるみたいですね。

じゃあ姫崎はどうなんだといわれると、プロットは書きません。
ごめんなさい、少し盛りました。ほとんどプロットは書きません。
実際にプロット書かない派はそれなりにいると思うので、別に珍しいことでもないと思います。

プロットを書かない姫崎の小説の書き方ですが、

①設定を考える
②結末あるいは大目標を決める
③結末や大目標に至るための柱をいくつか決める
④書き始める

となります。見てもらってわかると思いますが、②③辺りプロットっぽいです。ですが②③に関してはほぼ書き出すことがありませんので、プロットは書かない派と言っているわけですね。
書けよと思いますが、一応ここには理由がありますので、①から見ていきたいと思います。


①設定を考える


実は①の前にも段階が存在していて「こんな話を書きたいと思い浮かぶ」があります。これはある日ふと思い浮かぶので、どうしているのか姫崎にもわかりません。
覚えているのだと、自作「両声類だった俺は両性類にLvUPした」は、学校帰りに買い物に行って帰ろうと自転車に乗っているときにふと思い浮かびました。
確か「自分との恋愛」みたいな感じだったと思います。前提条件として、いろいろあるのですが関係ない話なので、どこかで話すかもしれませんね。

この時に思い浮かぶのは、こういう設定でも、こういうシーンでも、作品を書く上での取っ掛かりみたいなものであれば何でもといった感じでしょうか? この話の種みたいなのが、姫崎の中には無数にあります。

それから設定を考えるのですが、ここでいう設定は「テーマ」「(ジャンル)」「世界観」「主人公等主要人物」「舞台となる場所について」くらいでしょうか?
上記取っ掛かりがどれかに当てはまれば、そこをベースに考えていく感じですね。


「テーマ」は、この話で何を伝えたいかと言い換えてもいいかもしれませんし、自分がやりたいことと言い換えてもいいかもしれません。「クラスメイトに殺された時、僕の復讐は大体達成された」であれば、テーマは「やりすぎず、やらなさすぎない復讐」になるでしょうか。


「ジャンル」は恋愛小説とか、SF小説とか、そういうのですね。考えたほうがいいなと思いながらも、いつも姫崎が考えられていないところです。一応最初は考えているのですが、書き進めていると「この作品は何小説なのだろう?」と悩むことがよくあります。
かつて出した自費出版本「花鳥風月」は、作者的には学園ファンタジーだと思っていたのですが、ミステリ系作品だといわれるような作品になっていました。作品を説明するうえでも、ジャンルを明確にしておいたほうが困らないのになと、いつも思っています。大体思うだけです。


「世界観」は舞台となる世界の法則とか何とかです。もしも現代と同じであれば「現代日本」で終わります。ファンタジーを書く時にはそれなりに練りこみます。
魔法(魔術)の有無、有るならどういった魔法になるのか、精霊や魔物の有無、人々の生活水準、貴族制度等身分や差別の有無、種族の多様性があるかどうか、その世界特有の何か(例:スキル、Lv等)。これに加えて、あとは各作品で考えておくべきだなと思うところを考えます。この辺は、思いつく限り書き出すというのが多いですね。


「主人公等主要人物」は特に説明しなくてもいいと思いますが、その人の性格とか、過去とか、行動原理とか考えておくと便利です。姫崎の主人公はたいていよくわからない方向に頑固になります。そして初期設定から大きくずれることも結構あります。


「舞台となる場所について」は現代ものでも決めておきたいところですね。
世界観は大枠でしたが、これは主人公が住んでいる町というレベルの話です。主人公の最初の行動範囲といったところですね。
学園物ならどれくらいのレベルの学園で、どういった生徒が多いのかとか、校舎の造りはどうなっているのかとか、細かいところまで考えていると何かで使えることがあります。


とりあえず、これくらい設定を考えておけば、個人的には"書き始める"には十分です。ここまで考えずに書き始めることもあります。


②結末あるいは大目標を決める


結末は最終回、大目標は大きな章の終わりといったところでしょうか。
「魔王を倒す」とか「大会で優勝する」とか「復讐の結果と世界の崩壊を見守るだけで何もせずに終わる」とかですね。実際のところ結末は2つ用意しておいて、どちらにも転がれるようにしておくこともありますし、そのせいで最後の最後まで結末を決められずに苦しむなんてこともありました。
今まで書いてきて、結末と大目標の両方を考えていたほうが、困ることは少なかったです。

結末と大目標の使い分けは、思いつくかどうかです。結末を最初に思いついたら、結末を基点にします。面白そうな設定と主人公を思いついたのであれば、とりあえず大目標を決めて、そこまで書くこともあります。
ただ姫崎的には結末スタートが多いです。


終わりに

といったところで、今回はここまでにてしておきます。
最初の記事でも書いたのですが、自己顕示欲の塊なので書き始めたら、なんでも書きたくなってしまいますね。横道にも逸れますし、必要以上に詳しく書こうとします。
必要な情報を必要なだけ書く、というのは小説にも必要な能力だと思うのですが……。うん。はい。


それでは次回に続きます。


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