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優しい人は損をするのか、否か。

みなさんこんにちは。
幸せメンターのユリ子です🌻

実は最近、少し悩んでいることがあるので聞いてください。
テーマはずばり、タイトルの通り『優しい人は損をするのか』という話。

私は、優しい人が損をするのはおかしいと思います。
けれども、優しさって時にはおせっかいだったり、
人によってはいらぬ優しさだったりします。

“やさしさがいらない”という言葉は好きではないですが、それもまた事実。

優しさがあったって、戦争はなくなりません。
優しさで世界を救うことはできないのを思い知った時
私は、「この世界なんかなくなれ」って思いました。

けれども、自分の身の回りの人だけなら優しさで幸せにできるかもしれない。
それが、私が「幸せメンター」を名乗っている背景です。

私は、私が好きな人には幸せでいてほしいので、
なるべく感謝の言葉を伝えるようにしています。

けれど、優しい人が身近にいない人は、どうしたら幸せになれるんだろう…?
孤独に耐え切れず、誰にも味方になってもらえず、生きる希望を失って自殺してしまう人たちを、どうしたら救えるんだろう…。

地球規模で人を助けることはできなかったけれど、
日本で生きることに悩む人なら救えるかもしれない。
そう思って、「心理カウンセラー」になろうと思いつきました。

けれど、臨床心理士になるには、大学と大学院を得て、最低でも6年間は学ばなければなりません。
調べてみると、民間のカウンセラー資格もたくさんあることがわかりました。
私は、心理学を独学で勉強している友だちに連絡をして、おすすめの資格を聞いてみることにしました。
しかし、友だちからのアドバイスは、とても厳しいものでした。

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優しい人間は、心理カウンセラーに向いていないですよ。
正直、カウンセリングに必要なのって、人に寄り添うとかよりも冷静な判断と技術と勉強量です。
臨床心理士は、6年かけて人が死ぬ現実やうつ病の実態を学んで慣れていくんです。それが6年という時間です。
3年かけてやっと生きることに前向きになった人でも自殺するんですよ。それに耐えられますか?
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それは、独学でもちゃんと心理学を学んでいる友達だから出る言葉で、カウンセラーという仕事の現実を知ることになりました。

「人を幸せにしたい」
「生きる希望を与えたい」
そんな生半可な気持ちでできるほど、心理カウンセラーという仕事は簡単ではないことを思い知りました。

思えば、私は親友を救うことができなかった。
親友が自殺をして5年も引きずっていた私が、他人の死を数日で受け流せる自信がありませんでした。
映画や小説で簡単に涙するような人間です。
エンパスで親和性の高い私にとって“感情移入してはいけない”ということがどれほど難しいのか。

優しさって、持っていたってなんの意味もないんだな。
それに、優しさなんかで世界は変えられないんだな。
優しい人間て生きにくいんだな。
自分の持つ優しさのせいで、自分も他人も傷つけることがあるんだよな。

ふいに、BUNP OF CHICKENの『ひとりごと』という曲の歌詞が頭に浮かびました。

ねえ 優しさって何だと思う
僕少し解ってきたよ
きっとさ 君に渡そうとしたら粉々になるよ

『ひとりごと』BUNP OF CHICKEN

“世界中の人たちがみんな優しくなったら、世界は平和になるのに。
戦争だってなくなるのに。
どんなに悪い人にも、きっと優しい一面があるのに。”

子どもの頃、本気でそう信じていた私。
自分が他人に優しくできたらきっとその人を幸せにできるなんて、甘い考えだった私。

必死で砂漠の砂をかき集めても指の間から零れ落ちていくように、救おうと必死になっても命を絶ってしまう人はいる。
自分のやってきたことが無駄だったなんて、そんなこと思いたくはないのに。
優しい人が報われない世界なんて嫌だな。
優しい人が損をする世の中なんて嫌だな。

今日もひとり、誰かを幸せにするために思案投げ首しています。

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