吸水サニタリーショーツを使ってみたら

生理用品革命と噂の(?)吸水サニタリーショーツを買ってみた。
調べるとなかなかのお値段するものもあったけれど、まあ下着はもともとピンキリである。わたしはユニクロの2,000円ほどのものを買った。
生理用品にはそれほどこだわりがなく、ふつうのナプキンかタンポンを使ってきた。
実家にいた時には家族が補充してくれるものをそのまま使っていたし、自分で買うようになってからは漏れたくないからしっかりめがいいな、なるべく肌にやさしそうなやつがいいな、くらいの基準で選んできた。布ナプキンには興味がないタイプ。
もっとも無月経に近い生理不順だったので、毎月ある人に比べたら使用頻度がかなり少ない方ではあった。

産後は今のところ一応自力で生理がくるので、思いきって……というか好奇心で買って、その時を待った。
そして、使う時がきた!よしっ!
どんなかんじだろう?
ひとまずわたしはショーツを全面的に信用することに決めて、ナプキンを使わずにショーツだけで過ごしてみることにした。
外出もしてみた。

結論から言うと、、、
これだけで「真っ最中」を過ごすのはちょっとなーと思った。
わたしの場合だけど、漏れることはなかった。
たいした吸収力。ほんとうにすごい。
ナプキンを持ち歩かなくていいのも身軽だ。
だけど、あきらかにたっぷり血を吸っていてやや湿った状態のそれをまた履く時が気持ち悪い。
ああ、清潔なナプキンがつけたい……と思いつつ、がまんして履いた。
漏れることはなかった。
けど、子どもがわたしのおなかの辺りに顔をうずめてきたりするたびに、においや衛生面が気になった。

手入れは、入浴の時にぬいでバケツに浸け置き。
子どもとの入浴ではひとつでも動きを少なくしたいものではあるけど、放り込めばいいだけだからそれほど面倒とは思わなかった。
それよりも、新しい下着にナプキンをつけたりしなくていいのは楽だなと思った。
浸け置きしていると水は赤くなるけど、不思議と汚いとは思わなかった。
血だなーって思ったくらい。
風呂場に流して、何度か水でじゃぶじゃぶ洗ってから洗濯機へ。
ただこれも、夫と1歳児と自分だけで暮らしてるからそこまで気にしないけれど、例えば義家族と同居だったりしたら洗面所や浴室に血のついた下着を浸け置きするのはハードルが高い。
自分の実家でもちょっと嫌だし、子どもの年齢が上がったら……と思うと、うーん。言わないだけで、夫も嫌がってるかもしれないし。
歴史の中では血や月経は不浄なものとされてした。その是非はともかく、感覚的にわかる部分もあるので、日常のすぐ隣に平然とそれがあったらぎょっとしたり気味悪いと思っても不思議はないかなと思った。
そこまでいうと、じゃあ汚物入れはどうなんだという話にもなるけれど、入れ物に隠されてしまえば血の存在は意識せずに済む。
もっとも、専用の(?)蓋付きバケツを買うという手もある。要は慣れなのだと思う。わたしたちはまだ慣れていないだけなのかもしれない。

じゃあこれからどうしようかというと、紙のナプキンやタンポンとの併用かなあという気がする。
生理の始まりと終わり、「下着を汚したくないから一応つけたけど汚れてないじゃん、もったいな」というような時には良いと思う。
あとは、漏れてしまった!という時や、足りなくなってしまった!という時に「でも、吸水ショーツはいてるもーん」とおおらかな気持ちになれると思う。
そのために安くはない吸水ショーツを買うのがどうかと考えると微妙なラインだと思う。
わたしはまあ、買ってよかったかな。
でも「これはすばらしい!今後はこれだけでOK!」とはならなかった。
布ナプキンも汚物入れにポンと捨てて来ることができず持ち帰って洗うことを考えると、これからも多分使うことはなさそうだ。
月経カップはどうしたって手に血がつくことを避けられそうもなく、やはり出先では困りそう。
わたしの中では、企業が一生懸命研究して今に至るナプキンやタンポンはやはり合理的で便利だ、という実感をあらたにする結果となった。
子どもが生まれた時に、わたしたちを布おむつで育てた母に「紙より布の方がいいのかな」と聞いてみたところ「紙の方がいいに決まってるじゃないか、布おむつだと洗濯ばかりになって大変。今の紙おむつは昔とは比較にならないくらいモノが良い」と断言された。
これからも、それらをありがたく使うことになりそうだ。
シモのことに関しては衛生が第一。
清潔な生理用品やおむつがあって、水洗トイレを使えて、シャワーや洗濯がいつでもできることを本当にありがたく思う。

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