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狂犬病について考える:潜伏期間やワクチンの有効期間

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定期接種が義務とされている狂犬病ワクチン。「根拠」の中身を調べると、純粋な獣医療や科学以外の力が働いている印象を受けます。現在の狂犬病予防法では1年に1回のワクチン接種が飼い主の…
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2021年3月の記事一覧

狂犬病ワクチンはどうなの? その8 …リスクは36万年に1度

これまで7回にわたって、狂犬病の恐ろしさと予防の大切さをご紹介してきました。同時に日本で…

狂犬病ワクチンはどうなの? その7 … ワクチンの違いは瓶のラベルだけ?

前回は、狂犬病ウイルスに対する抗体検査の有効性とそれに反対する意見をご紹介しました。あく…

狂犬病ワクチンはどうなの? その6 … 世界統一基準に沿わない(?)法的接種義務

前回、狂犬病の場合はウイルスに対する抗体があっても、病気の感染から守られているとは言えな…

狂犬病ワクチンはどうなの? その5 … 過剰接種の回避 vs 抗体検査への反論

前回は、定期的な狂犬病ワクチン接種を義務とする現在の法律が「エビデンス」=科学的根拠に基…

狂犬病ワクチンはどうなの? その4 … 現在の法律は非科学的?

ジステンパーやパルボウイルス感染症などと同様、狂犬病についても抗体検査が行われています。…

狂犬病ワクチンはどうなの? その3 … 北米では地域によって法規制がバラバラ

前回は、狂犬病のワクチンによる予防がなぜ大切なのかを改めてご紹介しました。その上で、いま…

狂犬病ワクチンはどうなの? その2 … 問答無用に年1回

* 「その1」はこちらです 愛犬の健康や命を病気から守ってくれるワクチン。でも、繰り返しご紹介してきたように、リスクも確実にあります。法規制のない混合ワクチンの場合、「コアワクチン」に関しては抗体検査を行って接種の要否を決めるのが安全かつ効果的です。 狂犬病予防法の功績:人間の命を守ることに成功一方、狂犬病ワクチンについては、「狂犬病予防法(正式名称:狂犬病予防法・昭和二十五年法律第二百四十七号)」が接種義務を定めています。飼い主は1年に1回、愛犬に注射を受けさせなければ

狂犬病ワクチンはどうなの? その1 … 副反応が「絶対出ない」保証はゼロ

前回、ひめりんごが混合ワクチンの注射で副反応に苦しんだエピソードをご紹介しました。一晩中…