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ブランディングのプロが語るこれからの日本と自己分析

みなさん、こんにちは。
今回はブランディングのプロ『柴田陽子さん』の動画から、企業だけでなく《個人の人生》にも活かせる話だなと感じましたのでシェアしたいと思います。

▪️柴田陽子さん
▪️ブランドプロデュースのプロ
▪️主な業績
ローソン「Uchi café Sweets(2012)」
「渋谷ヒカリエ(2012)」etc…
▪️Instagram
https://www.instagram.com/yokoshibatabordersatbalcony/
▪️『人間力』を育てる『シバジムアカデミー』
https://shibajimu.co.jp/

1.リサーチ

数々の企業からブランド強化としてお声がかかってきた柴田さん。

ブランディングとは《好きだから》《共感する》《応援したい》とお客様に思ってもらえるようにすることです。

まずブランディングをする上でしていくことはリサーチです。(マーケティングフェーズ)これをすることで、その企業の弱み・強み等を分析していきます。
→敵が誰なのかを知る
→お客様からどう思われてるか
→お客様からどう見られたいかのコンセプト
→それは勝てるコンセプトなのか
《自己理解》と《客観的理解》をしていきます。

>これは《個人》にも言えることだと思いました。
まず、自分を理解すること。自分の何が弱みで何が強みなのか、また自分は何が好きで何が嫌いなのか、何が得意で何が不得意なのか《自己理解》をし己を知ること。
情報がありふれたこの時代でまずやるべきことは、ここからだと私は思いました。

さらに《客観的理解》を入れていくと良いですね。自分をよく知る人やあるいはプロから客観的意見をもらうことで、自分でも知り得なかった自分を発見し理解していくことができます。


2.コンセプト

そして、次に《コンセプト》の大切さについても語られていました。

コンセプトは新しい事業のゴールやテーマ、ブランドの《核》となる部分。
話の最後でも語られていますが、コンセプトは企業だけでなく『日本』という国、『個人』にもぜひ使って欲しい すごく意味のあることだと仰られています。

▪️柴田さんの思う「良いコンセプト」の条件
① 成功するコンセプトである
時代を捉え、結果を出せるか。企業である以上それは”経済活動”であり、”その時”に結果をださないといけないため。

② 長く続くコンセプトかどうか
長く続くことで深まり、より影響力をつくれるため。

③ 内部の人が共感するか
私も一枚噛みたい、私も一緒につくりたいという中の人が張り切れるかどうかが成功する上でとても大事。

柴田さんは話の中でコンセプトを作ったあと、ものすごく細かく「どうすれば良いか」そのコンセプトを達成できるかを考えます。

ローソン「Uchi café Sweets(2012)」
…コンセプトは『いつでも おうちがカフェになる 私のミカタ ウチカフェスイーツ』
>夜の時間に自分の家がカフェになるように。
>ターゲット層となる女性・OL層にうけるパッケージや商品。
>アガる商品、おしゃれさ
>コーヒーや紅茶に合うもの
>コンビニの夜の集客率が上げたいという希望を叶える。(街場のスイーツ店が閉まる時間にコンビニスイーツで集客できれば良いよね。)
etc….

もちろん実際はコンセプトに沿ってより細かく(こんなことまで考えるの!?というところまで)考えられていたと思います。

>私はこれを『個人』に当てはめて考えてみることができると思いました。
起業を考えている方、何か社会貢献しようと考えている方、目標をこれから作っていきたい方、作品作りをしていこうと考えている方、または自分の人生・生き方そのものにコンセプトを作ることで、より明確に自分はどう生きたいのか示すことができると思いました。
言うなれば人生の《キャッチコピー》を作るようなもの。それは自分が理解するのはもちろん、相手にも明確に伝えることができるため、例えば面接などにも使えますね。

>どんな自分でいたいのか、自分は周りからどう見られたいのか。《コンセプト》はこの人生をどう生きたいのかをまとめ明確にしてくれます。
もちろんコンセプトを設定して5年後10年後見える景色は変わってくるかもしれません。その時はまた新しいコンセプトを決めていけばOKです。
大切なのは”今”自分はどう生きたいのか。
そしてそのために「何をするべきなのか」ということを考えてみることです。

そのためにはまず《自己分析》《自己理解》《内省》をしてくことが大切ですね。


3.共感

▪️2024年のトレンド
話の中で柴田さんは「共感」が今よりもっと来ると仰られています。

情報があふれた時代の中で、《今このままで大丈夫なの?》という不安や《本当に信用できることって何?》とありすぎて逆に迷う時代です。
その中で より共感でき ”本当に信じられるもの” というのを人は求めています。

>私もですが、いざ情報を探そうとなると本当に山のようなたくさんの情報が出てきます。さばききれないくらいです。
結局膨大な情報の前に、何をしていいのか分からなくなる。私の場合は「とりあえずやってみる」とやってみて失敗もありました。

>色々と経験し比べた結果「これなら信じられるな」というものは確かに価値を感じます。ただそこに”早く” 辿り着けるかはある意味『運』だと思っています。(運良く1発で良質な情報に巡り会える場合もありますし、中には騙されてしまったり上手くいかずに辿り着く人もいます。)
私は後者でその中で1つ言えることとしては、とにかく辿り着くまで《諦めずに》《行動していて》よかったなと思うところです。

柴田さんの話の中で「共感」してもらうにはどうすれば良いか?というお話がありました。

答えは、共感できる『人格』であることが本質であると。
心の底から共感できているか、していないかはやはり相手も察するし分かると仰られています。

>私も『誠実さ』というのは様々な人と話すと、とても違いが見えてくるなと思います。私のことをお金の肥やしにしかみていない人なのか、本当に真摯に対応してくださっているのか、なんとなく分かります。
もしかすると、その人は上手く隠していているだけかもしれませんが。
ですが、例えそうであってもやはり会話を重ねる中で「この人には頼みたくないな」という方はいらっしゃいますね。(どんなに興味のある内容でも。)
人と多く話すとそれがすごく見えてきます。

>共感する側になるのであれば、《自分は相手からどう見られたいのか》という《コンセプト》をしっかりと持つことですね。そのために《内省》をし自分には何ができるのかを考え、《人格形成》をしていくことが重要だと思いました。


4.継続できるか

▪️ターゲットの設定
…ブランディングする上で、そのターゲット層にそもそもマーケット(市場)はあるのか、その商品は必要とされるのかは重要です。

>私自身もそうですが『必要だから買う』わけで、すべて需要と供給です。
必要とされるからこそ人々から求められます。人も商品も「必要」とされるものになることがまず大前提ですね。
必要とされるものを提供できれば人から感謝されてときに「お金」や「ことば」が生まれます。
>自分には何ができるのか、何が提供できるのか《自己理解》がやはり大切になってきます。


▪️話のなかで「ブルーオーシャンすぎてもダメ」というのがありました。

>細かな定義は色々とありますが、ここでは『ブルーオーシャン=まだ世間があまり知らない分野』と言えるでしょう。
知っている人がまだいない分野の市場を広めていくことは大変です。それよりも、ある程度知られている分野の中で、比較して語る方がより分かりやすく人に伝えられます。

例えば「ネットワークビジネス」であれば、
知らない人に1から「ネットワークビジネスとは」というのを教えていくのは大変です。ですが、ある程度ネットワークビジネスが浸透していて、例えばそれよりも扱いやすいもの、メリットのあるものを持っているとしたら比較して語ることができるので、ものすごく説得力も出ます。

>もし、あなたが今後何かを扱いたいというのであれば、1からつくるのも良いですが今あるものの中で不便さを感じたり不満を感じたりするものを《解決》できる手段を扱ってみるものおすすめですね。


▪️コンセプトは圧倒的信念がないといけない。
「絶対あっても良い価値観だ」というところからスタートしないと、あらゆる大波・局面を突破することはできない。

>これを聞いて私が思うことは『継続する』というのは本当に難しいということです。
私が他の経営者さんの話を聞いて印象的だったのが《稼げる人はいる、でも稼ぎ続けられる人は本当に少ない》という言葉でしたし、実際起業ブームの中でも10年後残っている企業はものすごく稀です。

《継続》の難しさ。
起業した人の中でも、副業を始めた人であっても本当に1ヶ月で7桁稼いだ人もいると思います。でも重要なのはそこではなくて《稼ぎ続けられるか》だと私は思っています。

なぜなら《安定した収入=心の安定》だと思っているからです。いつ収入がなくなるのか分からない、それほど怖いことはありません。
そして、安定して収入があるということは、それだけお客様に求められているもの、価値のあるものだと言えるからです。
だからこそ、どんな時代にもあった価値を提供できる自分になること《その為に自分を知ること・自分磨きをすること》は大切だと思うのです。


「100年続けるためには?」
「その時間の中で何を得るのか?」

柴田さんの仰るコンセプトの重要さは、どんな荒波がきても乗り越えられるものであるかどうか、どんな時代であっても受け入れられるものであるかどうかを物語っています。

>今ある有名企業も(例えばメルカリやユニクロなど)すぐ世間に受け入れられたわけではありません。
名前が知れ渡るようになるまでには、時間がかかったことでしょう。
人に受け入れられるものであるか、これが《継続》の秘訣となります。


5.胸を張って生きる

企業にかかわらず『個人』であっても《コンセプト》をしっかり持つことで「これが私(達)だ!」と胸を張って生きることができます。それは、

→周りの人たち、評価に振り回されない。
→「これでいい」というものがあると張り切れる。
→そこで張り切れることが私たちの輝きだと自信を持てる。

私たちは自分たちの素晴らしさや強みをもっと自覚して、自信を持ってアピールして良いんです。
そのためにはまず《内省》(自分を知ること)から始めましょう。

特に日本人は自虐・謙虚があります。でも世界的な目線で見れば《日本人は人柄もいい、誠実で、清潔で、食事も美味しい、自然が綺麗etc…》など外から見ると自分が気づかなかったいい面がみつかったりします。

そうしてまずは《気づいて》それを人によくしてあげる。それだけで今日1日良かったなと思えます。


「コンセプトをちゃんと語れるリーダーと、共感できるコンセプトであること」そして成長していく。

>この柴田さんの言葉を聞いて、私自身もどういうコンセプトで生きていきたいのか、もし会社を経営するとしたらどんなコンセプトにしたいのかを考えることの大切さに気づきました。それは人のためになることを考える、自分のことを考えるとても大切な機会だと思います。

>話中にありました「コンセプト議論」をしてブラッシュアップするのも面白そうですよね!


6.さいごに

話の中で柴田さんの過去について触れられていました。柴田さんはお嬢様の生活から転落した生活を送られた過去があります。そしてその中で柴田さんが得た気づきのことばが印象的でした。

痛みきっている時に、何が嬉しいのか何が大事なのかが見えてくる。

>私も過去に「死にたい」「人を信じられない」と思う状況がありましたので、話中で柴田さんが仰っていたことがわかる気がします。

>苦しく辛い現状だからこそ、そこからあがきもがこうとできる、考えられないくらいの行動エネルギーが生まれる。これは私も何度も実感と経験をしてきたことです。

そして、最後に私が1番共感した部分をお伝えしてまとめたいと思います。

「柴田さんだからできるじゃなく誰にでもできるようにしていきたい」

>これは私が1番共感した部分です。
「〇〇さんだからできる」「〇〇さんにしかできない」正直こういうものがあっても良いと思います。
ですが、やはり『成功体験』であったり『稼ぐ方法』だったりは私が凡人だからこそ、その凡人にもできるよと言えるものがあって欲しいものです。

>私も人生を諦めそうになったことがあるからこそ「あなたにもまだできることがあるよ」と周りの人にも伝えてあげたい、そんな人になりたいとより思わせてくれました。


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最後まで読んでいただきありがとうございます。(^ ^)
感想や、ご自身の人生のコンセプトなどがあれば、コメントやInstagramのメッセージに送ってくださればと思います♪
https://www.instagram.com/uehime96/

少しでもみなさんの参考になりましたら幸いです。
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▪️本日の動画
ブランドプロデューサー『柴田陽子』さん


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