おウチ男子ごはん 鶏唐揚げの巻
さて、唐揚げである。
最近では、至るところにからあげ専門店なるものが点在している。
わたくしが住む地域もそれに違わず、駅に向かうまでに7軒ものからあげ専門店がある。
からあげ祭りだ。
わっしょいわっしょい。
ご存知の通り、からあげチェッカーであるわたくしにおきましては、もちのろんで全てお店でからあげを買い、食し、比較済みである事実は、あらためて言うまでもないだろう。
結局
どこのやつもすげぇうまい。
ま
わたくし、からあげ大好きなのでね。
好きすぎて、どーしても我慢できない時は、からあげクンでも満足しちゃうくらい、すき。
わかりにくい例え。
その昔、まだわたくしが
ジャリと呼ばれていた頃の時分。
からあげってーと、近所の商店街にあるお肉屋さんで夕方になると、揚げたてが店先に並んでおりましてな。
「こんちはー!」
「おう!いらっしゃい!今日もからあげかい?」
「ううん、今日はちげーんだ、今日はおつかい。
コロッケとメンチ4つずつおくれよ。」
「からあげはいらねーのかい?ぼうず大好きなのに。」
「うん、ウチのとーちゃん、からあげはメシのおかずにならねぇって好きじゃねーから、かーちゃんが晩めしにはからあげ出さねーんだ。
でも俺がどーしても食べたいって言ってら、そんなに欲しけりゃ自分の小遣いで買いなってさ。
でもさ、俺昨日使っちゃったからもう残ってねーんだ、小遣い。」
「そうかい。そりゃかわいそうになぁ、大好きなのに。」
「おじさん、俺かわいそうだろ。」
「そうだな」
「ほんとにそう思うかい?」
「あぁ、ほんとにそう思ってるよ。」
「じゃあさ、サービスで4つくらい入れといてくれていーんだよ、お得意さんなんだしさっ!
サービスでもらった言えば、かーちゃんだって、でかしたー!よくやったー!って褒めてくれっかしんねぇよ。」
「なにいってやがんでぃ!図々しい事!このぼうずしょうがねぇな、全く。」
なんて、やり取りを毎日毎日しておりましたな。
本当か。
当時、よく行ってたお肉屋のからあげは100g67円とか、高くたって80円切るくらい。
コロッケだって一個70円、メンチで85円ってとこだったはず。
それが今、令和3年の時代では、からあげが高い。
とにかく高い。
4、5個しか入ってないのに、すぐ1000円超えちゃう。
それでも買ってく人がたくさんいる。
だから商売が成り立ち、流行っているのだろうがね。
なんか、損してる…
とは、思わないけど。
なんか納得いかない。
これが今の相場言われればそれまでだが、
からあげ大好きおじさん事、わたくしはたくさん食べたい。
けど、満足するほど食べる分を買うには、高くつく。
そーなるってーと、こりゃもう作るしかない。
ってんで、からあげはいつも大量に作る事にしているのだ。
「もーしばらくからあげはいらねぇ、見たくもねぇ、勘弁してくれ」
って
くらいが、丁度良い。
では、作ろう。
我が家は鶏むね肉なのはご承知の通り。
鳥皮は外す。
カットされてない方が幾分、お安い。
お安い分、いっぱい買える。
って算段。
お醤油、日本酒、擦ったニンニク、あと卵一個。
こいつら全部を入れて、ジップロックに。
1時間くらいかしらね、寝かしましょう。
こんな感じ。
ただ待っていても、お暇なのでね。
先ほど、外した鳥皮でおつまみ。
魚焼きグリルに広げまして
両面をカリカリになるまで。
お塩と胡椒をまぶせば、鳥皮せんべい。
こういうおつまみはお料理する人の特権よね
SDGs?
まだ時間があるようです。
ではではヤマトちゃんと遊びましょー♪
じゃれ待ちヤマト
遊ばれヤマト。
って
おいっ!
はい。
では戻ります。
味が馴染んだところに米粉入れてまぶします。
シャカシャカ
ブンブン
出来上がり
取り出しやすいように、開け口をクルクルと
揚げたて受けの準備も済ませまして
頃合いの油へゴー。
ジュアぁぁぁぁ
ジュアジュアぁぁぁぁ
ジュアジュアジュアぁぁぁぁ
音って大事。
カラッと
揚がりました
バイブスぶち上げ⤴︎⤴︎⤴︎
きゅうりナムルと玉ねぎのポタージュスープ、それと揚げ物には欠かす事の出来ないキャベせん(キャベツの千切り)を添えましたら…
完成‼️
ちなみにこちらは第一陣。
続けさまに第二陣、第三陣と進撃してきたが、
ドーン❗️
と
構えて迎え撃ち、二時間後には全てのからあげを
胃袋の中におさめてる事に成功したそうな。
おあとがよろしいようで。
古今亭 志ん朝が好きである。
「文七元結」
それでまたお会いしましょう。
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