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SNS依存ビジネスからの脱却 SNSとは程よい距離感を持ちたい

SNSがこんなにも我々の生活に入り込んで来たのはいったいいつからなのだろうか?

ふとそんなことを思い、個人的に「そこそこ知名度があるよな」と思うSNSのサービス開始時期を調べてみた(知名度に関しては私の主観であり、既に終了しているサービスも含みます)

2001年 楽天ブログ
2004年 アメブロ mixi  FC2ブログ エキサイトブログ Gooブログ Facebook 
2005年 ヤフーブログ YouTube
2006年 Twitter
2010年 Instagram
2013年 はてなブログ
2014年 LINEブログ note
2017年 TikTok(日本)

こうやって見るとブログサービスのスタートは2004年~2005年に集中しているのがわかる。現在SNSとして主流となっているTwitter(現X)やInstagramはブログ類からは少し遅れてのサービス開始だったようだ。

ちなみに日本のiphone発売は2008年だったことから、当初のブログはパソコンで投稿するのが一般的であり、限られた人のみが楽しむツールだった記憶がある。

ちなみに、私も2005年頃から楽天ブログを始め、2008年からmixi、2011年からアメブロを始めたが、いずれもパソコンから投稿していた。(mixiとアメブロに関してはガラケーからも投稿が可能だったはず…)

自分の思いや考えを表現する場として、ブログサービスを活用していたが、狭いコミュニティの中で緩く利用するに過ぎなかった。

そんなSNSがいつしか、生活の中で大きな割合を締める人が増えてきた。

スマートフォンの普及がTwitterややInstagramの利用者増加に大きな役割を果たしたのだろうと想像する

そして、知らず知らずのうちに世の中全体のSNS依存が加速しているようにも感じる。もちろん私もその中の一人である。

私も含め、「Twitter×イーロン・マスク氏」の様々な騒動に振り回される人々を眺めながら、そんなことを考えていた。

そう「SNS依存」。ひとつのコミュニケーションツールでしかないSNSの方向転換に、多くの人が右往左往し軽くパニック状態になっているのだ。

これを「依存」と言わずしてなんというのだろう。子ども達に、ゲームばっかり…YouTubeばかり…と言ってうんざりしているのと何ら変わらない。

私達も立派なSNS依存なのである。

こういう話をすれば「SNSは仕事だから」という声が返ってくるだろう。確かに、SNSマーケティングやSNS集客、SNSビジネスという言葉が存在する現在、SNSは仕事の一環ではある。

しかしそれであればなおさらSNSだけに依存した仕事方法はリスクでしかない。リスク分散のために、Twitter、Instagram、YouTube…複数のSNSを利用している人もいるだろう。私もその一人だ。

ただ、これらが本当にリスク分散になるのかはわからない。結局のところ「SNS」という域からは抜け出ていない。ツールを変更しているだけでSNSに依存していることには変わらないのだから。

そもそもSNSは広告を活用する以外はコミュニケーションツールのはずだった。それがいつしか、無料のビジネスツールになり、無料の啓発ツールとなった。

正直、運営側としてはたまったものではないだろう。だからこそTwitter(現X)は思い切った改革をしたのではないかと思う。それが利用者向けの有料プランだ。

これに関してはなんら間違っていない。今まで通りコミュニケーションツールとして利用するのであれば無料で、ビジネスとして利用するのであれば有料で使ってください。というだけの話であったはずだ…

しかし、それらの改革を唐突にまるで思い付きのまま(に見える)で運用しだしてしまったTwitter。だからこそビジネスユーザーや情報発信として活用していた人々の中で混乱を生み出してしまったのだ。

ちなみに様々な不具合はあるものの、コミュニケーションツールとして使用している人達の中ではそこまで混乱は生じていないように私は感じる。

そんな混乱の中、多くのビジネスユーザーは引っ越し先を探した。

新しいSNSが生まれると、アーリーアダプターなどと言いながら、新しいSNSを荒らすように一気にビジネスユーザーが移動していく。

そもそも別のSNSだって運営側は無料のビシネスツールを提供しているつもりはないはずだ。運営側からすればただただ迷惑な話だけなのかもしれないとも思う。(実際に新規アカウント登録を停止したSNSもあったぐらいだ)


今後は新たなSNSでも、Twitterと同じような改定が繰り返されるのかもしれない。無料で活用しようとするビジネスユーザーを排除するために…

そして、追い出されたビジネスユーザーは、無料でつかえるビジネスの宣伝の場を求めてまたSNSを渡り歩くのである。きっとこれからもそのような現象が繰り返されるのだろう。


その渦中をただただ流されるようにグルグル回り続けるのか?それともその流れから脱出し、SNS依存ビジネスから脱却するのか?

抜け出した先の方法は見つかっていないが、個人的にはそろそろSNSに依存したビジネスからは脱却したいと考えている。

SNSはあくまでもツールのひとつ。振り回されることなく、冷静な距離感で利用していきたい。利用しているつもりが、手のひらで転がされているなんて状態にはなりたくないなと思うのである。

とはいえ、そんなことを思いながらnoteに向かう私は、やっぱりSNS依存なのである。

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