「とにかく散歩いたしましょ」

とにかく散歩いたしましょう (文春文庫)

2022年2月9日（水）読了

今の気分は小説ではないな、ビジネス書でもないし。
そうだ、エッセイを読もう。
という気分で選んだ本です。

小川 洋子さんについては、申し訳ありませんが、全く存じ上げていませんでした。
でも、この本を通じて、とてもおもしろい方だと思いました。
おもしろいというのは声を上げて笑うというようなことではなく、とても共感できるとかという感じですね。

飼い犬の「ラブ」のお話や落語から始まるアメーバの話とか。
イタリア旅行のときに心配事がどんどん膨らんでいく話も。
あっ、でも「ハダカデバネズミ」の肉布団の話はちょっと笑ったな。

今までエッセイといえば椎名 誠さんとか野田 知佑さんとか自分の趣味や興味に近いところの方の話を読むことが多かったですが、小川 洋子さんのように偶然にいい出会いみたいのものもありますね。

私自身の身の回りにも実はとてもおもしろい出来事がいくつもあるんだろうけど、それを文字に書き起こしていきたいなと考えています。
このnoteを続けているのもそのトレーニングの一環です。
いつかひとつにまとめることができたらいいな。