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旗竿地にもメリットはある

札幌で、犬と暮らすために家を建てよう!

そう決めたはいいですが、
その時点では、土地のあては全くありませんでした。


そこでインターネットで検索し、いくつかの不動産屋を訪ね、
最初に候補に挙がったのは、
手稲区の住宅地にある旗竿地でした。


旗竿地は、人気がない?

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全体的に値上がり傾向の札幌市の土地ですが、
当時の手稲区と清田区は、
取り残されたように安めの土地がちらほらあったのです。


その中でも、お買い得価格。
周辺地域よりも、百万単位で安かったはず。


何だか、怪しいですよね?


不動産屋さんに理由を尋ねると、
「旗竿地だから、安い」


重ねて、


「旗竿地でもイイと思うなら、ご案内します。
よく考えてください。」


そう言わしめるほど、
人気のない旗竿地。
逆に興味がわきました。


旗竿地とは?

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その名の通り、
旗の形をした土地ですね。


道路に面する間口は、
旗でいうところの「棒」の部分。
実際に家を建てるのは、
「棒」部分の土地をたどった奥の「旗」部分なのです。


元は広い敷地だった土地を切り売りしたり、
戦後の混乱期に適当に住宅を建てたような地域に多い(注:不動産屋いわく)
そんな土地です。


デメリットは、まあ、明らかです。


車の出し入れが難しい。
出入りのどちらかは、確実にバック運転です。


そして、除雪の面倒さたるや。
駐車するくらいしか使えない細長い土地の、
細長~い部分を除雪するのは、けっこう大変でしょう。


また、四方を他の住宅に囲まれている場合、
日当たりが悪かったり、
周囲の目線が気になる
こともありそうです。


う~ん。

悩んで、
その手稲の土地は見送りました。


旗竿地にもメリットはある!

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そんな経緯があったのですが、
結局、自宅を建てたのは旗竿地でした。


もちろん手稲の土地ではなく、
実家の敷地内です。


で、2年になりますが、
旗竿地も悪くないですよ!


土地の状態としては、
林・実家・家庭菜園(その奥にマンション)に3面を囲まれています。

他人の住宅に囲まれていないのが
最もラッキーだったと言えますが、
それ以外にも利点はありました。


まず、静かです。


昼間は交通量が多く、
夜は暴走族の皆さんに愛される広い道路のすぐ近くですが、
そんなに気になりません。

遮音性の高さに気を使ったわけではない住宅なので、
実際に静かなんだと思います。

道路1本、奥に入っただけなんですけどね。


それから、通行人の視線が全く気になりません。
道路に面した窓がありませんから、
これは、まあ、当たり前です。

ただ、住んでわかりましたが、
すごく快適です。
もしかすると、犬はつまらないと思っているかもしれませんけど。


さらにもうひとつ。
子どもの飛び出しは、防止できると思います。
私には子どもはいませんが、
甥と姪が滞在したときに感じました。

幼児だと、
はっと気がつくと、
ぱーっと走り出してしまうことがありますもんね。


玄関から飛び出して行ったのですが、
車の通る道路までは距離があります(旗竿地の棒の部分)。

大人がダッシュで追いかければ、
ちゃんと間に合うのです。


ちなみに、犬をちょっとだけ遊ばせるのにも

便利です。


こう考えてみると、
周囲の環境によっては、
旗竿地はお買い得な土地かもしれない。
そんな風に思います。

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