見出し画像

行き場のない悲しみ

入院当日。

PCR検査を終え、夫と一緒に部屋で今後の話を聞きました。

葬儀屋さんにも来て頂き、火葬の予約も取りました。


シャワーを済ませ暫くすると、1回目の子宮口を開く処置が始まりました。

内診のグリグリと、ラミナリアが1本の20分位の処置でしたが、

経験した事の無い痛みと違和感で、

冷汗が止まりませんでした。

その後は、子宮口が開く鈍痛のような痛みと、

死産した悲しみが、じわじわと押し寄せてきました。


2日目は午前にラミナリア5本、夕方に11本入れる処置をしました。

こんなに辛いのに、産まれてくる子は生きていないなんて、、

処置が終わる度に、そんな想いが込み上げてきて、

涙が溢れ出てとまりませんでした。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?