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アメリカ人でも告白するときゃするという話

そもそも、アメリカ人の男はなかなか告白してこない。

そしてしてこないというより、もうすることが今後もなさそう、みたいなこともよくある。

私がこれまで付き合っていた男は、ほとんどそのタイプだった。

そしてあるとき、こういうことになる。

She is my girlというような言い方で、私を他の友人に紹介したりするということが起こるのだ。

そして、え?なになに、それどういうこと?と思った私がこちらから聞くのだ。

Are you my boyfriend?

そして、そうだよ、みたいな会話になり

「あ、付き合ってたんだ・・うれし♡」

とかになるわけなのだ。

これって、どうなんだろう。まあよく分からないけどこういう感じで付き合ったことがこれまで続いてたので、私はあまり深く考えてはいなかった。


ただ今回、アメリカの旅行先それも道端で知り合ったT氏に関してはちょっと違った。


彼は私が帰国してからもひたすら毎日飽きもせず電話をかけてきて、それもビデオチャットだったから、なんだかいつも一緒にいるみたいな変な気持ちにはなってきていた。

そして、一カ月くらいが経った時にこんなことを言われた。


I want you


・・・・そもそもこの言葉が私は好きではない。

英語には、案外分かりにくい曖昧な愛情表現フレーズが多い。

この言葉が意味するのは、基本的に性的なこと、つまり君とSEXがしたいとか、そういうことであるケースが多い。

でももちろん、体だけでなく心も欲しい、つまり「君の全てが欲しい」みたいな意味のときもある。

分かりづらいことこの上ない。


だから私は彼に言った。

「その言葉はあいまいだし、性的なことなのかそれとも気持ちの話なのかも分かりづらいから好きじゃない」

と。今思えば冷たい反応をしたものだ。するとT氏はこう返した。

I want you. Mentally and physically. You know I like you a lot. I wanna be your boyfriend.


私は正直面くらって、

「え?ろくに会ってもないじゃん…!?」と思ったのを今でも覚えている。


これに関しては、いろいろ私がごねたせいでここから話し込んでちょいと時間がかかったのだけれど、結果私はこの彼の告白にOKして、ろくに会ってもない人と付き合うことに決めた。

誰にも言わなかった。だって続くと思わなかったから。

30代後半にもなって、旅先で知り合った男に告白されてOKして付き合ってなんか自然消滅した、とかもう絶対言いたくなかった。笑


これがなんと今の時点で1年半、続いているのだ。人生分かったもんじゃない。


だから、アメリカ人も告白する人はする。ちゃんとin a relationshipしたいのであれば、ちゃんと告白してくるものなのである。

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