見出し画像

会社理念についての個人的見解

先日、ある経営者の会合で「経営理念」がテーマになりました。
経営者の思いを形にし、文章にして周知を図る。
とても大事なことです。

画像3


議論に参加した経営者からは、

「作るのも大事だが、それをいかに社員に浸透させるかがもっと大事だ。」
「作ったはいいが、社長だけが空回りして、従業員はしらけている。」
「いかに自分の思いを従業員に伝えていくか」

などの意見が出されました。


なお、「経営理念」に対する個人的見解は以下の通りです。

画像6


「『理念』というのは、

経営者にとっての『事業を続ける理由』であり、

究極を言えば『経営者のエゴ』である。」

画像1

もっと平たく言えば、

「正しいか間違っているかは別として、自分はこう思う。
逆に言えば、(世の中にはもっといい考え方があるかもしれないが、今の自分自身の力量では)私はこうとしか考えられない。」

それ(理念)をさらけ出して、従業員にジャッジしてもらうのです。

画像5

もし、彼ら(従業員)がそれ(理念)に賛同できないなら、世の中に会社は200万社以上あるのですから、無理にそこ(今の会社)にいる必要はないのです。

従業員にはその選択の自由があるのです。

嫌なら辞められるのです。

だからこそ、「自分の思い教」の教祖である社長は、従業員がしらけようと何だろうと、遠慮なく、従業員に迎合することなく、自分の思いを語り続けてください。

画像5

社長は良い意味で従業員を「洗脳」するために、自分の思いを語り続けるのです。

まずは幹部から、そして、幹部がまたその下を洗脳するのです。

一方で、社長はその「自分のエゴ」を貫き通すことと引き換えに、

従業員に選んでもらえるように、

常に自分自身の人格を磨く努力をし続けなければならないし、

その理念が正しいのか否か一生悩み続けけなればならないのです。

言い方やタイミング、小冊子配布や見やすい場所に掲示など、伝える手段・技術的な部分はありますが、私は理念浸透の本質をこのように考えております。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?