島崎久志/BTコンサルティング株式会社代表

コンサル歴21年/大手監査系コンサル→中堅中小企業向けコンサル会社起業 https:/…

島崎久志/BTコンサルティング株式会社代表

コンサル歴21年/大手監査系コンサル→中堅中小企業向けコンサル会社起業 https://bt-c.jp/(2012年~)/経営相談、幹部育成、助成金申請、webデザイン・システム構築など/東大法学部卒/埼玉県在住/毎日1万歩/好きな言葉は凡事徹底

最近の記事

トップに立つ者の心得~社員の汗と脂を決して忘れないこと~

以前読んだ日経ビジネスで、伊藤忠前会長の丹羽さんが書いていたことです。 旧二本松藩にある「戒石銘」という石碑には藩士の戒めとして以下の言葉が刻んであるそうです。 爾の俸 爾の禄は 民の膏 民の脂なり 下民は虐げ易きも 上天は欺き難し 意訳すると、 「お前の給料は、民の汗と脂の結晶である。 民を虐げることは簡単かもしれないが、神は常にお前を見ており、 そのようなことをしたらきっと天罰が下る」 という意味です。 もともと中国の君主の戒めを説いた「戒論辞」という書が原点とい

    • 経営者の脳内「過去1:現在3:未来6」

      事業で大成功しているある経営者の言葉に感銘を受けました。 その社長の経営者としての時間・エネルギー・意識の使い方の比率は、 過去1:現在3:未来6 であると。 「誰しも過去のことで後悔することや、反省すること、または、教訓として肝に銘じておくべきことがある。 どんなに今成功していても、それらをすべて忘れて0にしてはいけない。 しかし、それは経営者の意識の中では「1」にとどめておけ。 今現在、目の前の事業のことで頭がいっぱいかもしれない。 営業、サービス向上、業務改善

      • 大人になってから三国志を読み返してみて思うこと

        久しぶりに吉川英治の三国志を読み始め、早々にはまっています。 昔読んだのは中学生のころだったでしょうか、難しい地名官職文化歴史などはすっとばして、わかるところだけワクワクドキドキした思いがよみがえりました。 30年ぶりに読み返してみると、登場する様々な人物の肉付けや背景など、文章に書いてないものが自分の中で勝手に膨らんで、人物像への妙な思い入れや批判などが様々浮かんできます。 これは何なのか? たぶん、私の人生なのですね。 善悪の判断や道徳、人の評価などは、すべて私がこ

        • 「未来予測」より「未来創造」

          ある本の中で、これからの時代は複雑でどんどん予測不能になる。 「未来はどうあるか」などという未来予測をするより、「未来をどうするか」という未来創造のスタンスをとるべきだ と書いてあったことを思い出しました。 確かに、仮に私たちが未来を予測できたとしても、それで私たちの商売自体が根本的に変わることはないでしょう。 これからの世界がどうなるかを予測した結果が当たって、それで何? そんなことに一喜一憂するよりは、自分たちの商売に集中して、自分たちの規模・範囲でできることを

        トップに立つ者の心得~社員の汗と脂を決して忘れないこと~

          赤字と黒字の境界線

          みなさまの会社は年間を通じて利益をどのように作っていますか? 私の顧問先企業も様々な業種があり、きっちりと単月黒字を積み重ねて一年間の利益を作る会社、季節変動要因が織り込まれて繁忙期に年間の利益を蓄積する会社、期間プロジェクト型で進むため四半期ベースで収支を見ている会社など、様々あります。 しかし、理由はいかにしても、 私たち中小企業がまず目指さなければならないのは、 まずは「単月での営業黒字」だと確信しています。 「年度末には例年需要が高まる」 「にっぱちは業績が

          おはようございます。 本日2月16日は天気図記念日だそうです。 ちなみに、2月は明日が満月です。晴れるといいですね^ ^ 本日もよろしくお願いします!

          おはようございます。 本日2月16日は天気図記念日だそうです。 ちなみに、2月は明日が満月です。晴れるといいですね^ ^ 本日もよろしくお願いします!

          おはようございます。 本日2月15日は「春一番」が名付けられた日だそうです。今年はいつ春一番が吹くか楽しみですね。本日も1日よろしくお願いします!

          おはようございます。 本日2月15日は「春一番」が名付けられた日だそうです。今年はいつ春一番が吹くか楽しみですね。本日も1日よろしくお願いします!

          経営は「継栄」

          先日、ある経営者の勉強会にて、とても示唆に富む話しを学びました。 「経営」という言葉を別の漢字で表現すると、 「継栄」である、と。なるほど。 経営とは、継続して繁栄すること。 だから、「継」「栄」なんですね。 よく経営・会計用語で、「ゴーイング・コンサーンバリュー(Going Concern Value)」(継続価値)という言い方をしますが、経営者としての私には、この「継栄」という言葉の方がしっくりきました。 企業を経営する以上、良いときもあれば悪いときもあります。

          おはようございます! 雪が少し積もりましたね! 今週も1週間頑張りましょう^ ^ 雪道や道路の凍結にお気をつけて!

          おはようございます! 雪が少し積もりましたね! 今週も1週間頑張りましょう^ ^ 雪道や道路の凍結にお気をつけて!

          できないことをやろうというのが経営者

          ヤマト運輸(現ヤマトホールディングス)の故小倉昌男氏の言葉です。 「経営とは相反する命題をいかに達成するかです。 売り上げをダントツにしよう、シェアを伸ばそう、利益率も向上させよう、コストを下げよう、社員の給与も引き上げよう.... こんなこと同時に実現できませんよ。 でも、できないことをやろうというのが経営者なんです。 できないじゃ済まないから、旗を振る経営者が、どうしたらできるかを考えねばなりません。」 皆様の会社が今力を入れていることは何ですか? 売上ですか?

          できないことをやろうというのが経営者

          成果=知恵×行動

          「成果=知恵×行動」 私が経営の指針としている方程式です。 方程式といえば、以前、 フランスの経済学者トマ・ピケティ著書の「21世紀の資本」の中で、 富を持つ人とそうでない人の格差を作り出す方程式 「r>g」 が注目されました。 本書によると、歴史的に見れば、いつの時代も、 資産の収益率(r)が所得の伸び(g)を上回っており、これによって格差がいっそう広がっていく とのことです。つまりお金持ちはどんどんお金持ちになっていく、と。 さて、この辺で話を経営に戻すと、

          会社理念についての個人的見解

          先日、ある経営者の会合で「経営理念」がテーマになりました。 経営者の思いを形にし、文章にして周知を図る。 とても大事なことです。 議論に参加した経営者からは、 「作るのも大事だが、それをいかに社員に浸透させるかがもっと大事だ。」 「作ったはいいが、社長だけが空回りして、従業員はしらけている。」 「いかに自分の思いを従業員に伝えていくか」 などの意見が出されました。 なお、「経営理念」に対する個人的見解は以下の通りです。 「『理念』というのは、 経営者にとっての『事

          会社理念についての個人的見解

          現場で起こっていること

          会社が大きくなればなるほど、社長が現場のことを逐一把握することは不可能です。 逆に言えば、どんどん実務を社員に任せていくからこそ、会社も成長発展する、ということでしょう。 しかし、任せていく過程で、会社にとって本当に大切なことを社員としっかり共有していますか? 会社にとって大切なことは何なのか? それぞれの会社にとっての理念、価値観、社長の思い、などがあるでしょう。 しかし、どんな崇高な理念があろうとも、この一点を忘れたら絶対にダメです。 「お客様がいて初めて利益が生まれ

          5年後を作るのは戦略、10年後を作るのは人

          中小企業の経営者は、人の採用には常々苦労するものかと思います。 とくに、優秀な人材を採用するのは至難の業です。 どんなに優れたビジネスモデル、経営戦略があろうとも、一緒に働いてくれる仲間(人)がいなければ実現できません。 一方で、 戦略がなければ今いる人を活かしきれないことも事実ですし、どんな人を採用すればいいのかも定まりません。 しっかりと将来の自社の姿を思い描き、それを実現するための組織図を空想し、その理想の組織図の穴を埋めるために ・社内の人間の成長を期待する

          5年後を作るのは戦略、10年後を作るのは人

          「信用できる人」と「信頼できる人」

          元ジョンソン&ジョンソンの社長で、株式会社国際ビジネスブレイン代表の新将命(あたらし まさみ)さんのお話に感銘を受けたのでご紹介します。 人の使い方、任せ方を決める際に、「信用できる人」と「信頼できる人」をどう用いたらよいのか、という話です。 まず、新さんは 「信用とは仕事ができる能力のこと」 と定義しています。 技量、技能に優れている人には、信用して仕事を任せることができると。 一方で、 「信頼とは、一切の前提条件なしに、頭からその人そのものを信じられること」

          「信用できる人」と「信頼できる人」

          「雨が降れば傘をさす」「雪が降れば積もる」

          「雨が降れば傘をさす」 という言葉は、松下幸之助さんの有名な言葉です。 「好況よし、不況またよし」と言い、 世の中の好不況に左右されずにしっかりとした商売をすること、そして、雨が降れば傘をさすように当たり前のことを当たり前に続けていくことこそが経営の要諦だ と言っています。 ちょっと話が変わりますが、 数年前、東京で大雪が降りました。 当然ながら今朝は道路が雪で埋まっており、溶けた部分が凍って大変危険な状態でした。 早朝から転んでケガをしないよう慎重に歩いて、顧

          「雨が降れば傘をさす」「雪が降れば積もる」