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お酒が飲めなくなりました・・・。が、お酒に合うお料理を作るのは好きです。
学生時代に先輩からビールを飲まされて、ちょっと飲めるようになりましたが、大人になってそうそうお酒が得意ではないということに気付きました。
せいぜいフルーツカクテルとか、缶チューハイの甘ーいのとかです。
でも、杏露酒は好きです。
そう言えば、ロールケーキのホイップクリームに入れるのを、ブランデーやコアントローではなく、杏露酒にしてみるととんでもなくおいしくなってびっくりしました。
思い付きの力ってすごいなと思います。
たった一つ、自分から飲みたいと思えるのは日本酒です。
かつて教え子の親御さんから、木箱入りの受賞されたお酒をいただいて、それまでは日本酒というのは飲んでいる人を横目で見ているだけのものだったのに、おいしくて、
これは一本私のものよ・・・。
と思い、飲んでしまいました。
それからこっそり日本酒を買いに行くようになり、とはいっても木箱入りのようなものではなく、そこそこおいしいだろうと思われるものでした。
ワインも好きですが、とはいえ最近はボトルワインを買ってきて、赤と白は常備していますが、もっぱら煮込み料理に赤ワイン、グリルに白ワインという具合で、ワインそのものを楽しむというよりはお料理に使っています。
特に白ワインは、入れるのと入れないのとでは大違いで、突然味を豊かにしてくれるのが不思議です。
飲み会があるとウーロン茶でその場をしのぐということになったのはいつのころからだったのでしょうか?
最近、キッチンの出窓のハーブを増やしました。
バジルだけだったのが、タイム、セージ、レモングラス、イタリアンパセリ、ローリエ、チャイブなどを、その都度買うよりは安いという理由で、小さな鉢やプランターで育てています。
観葉植物の植え替えもしたのですが、二日ほどの間に、みんな大きくなってしまいました。
私は、何か作るときに、出窓のハーブを少し切り取って入れます。
今日はバジルとセージ入りのソーセージを初めて作りました。
チャイブは、中華スープに入れてみました。
それから、ビスシソワーズを作りました。
おいしい枝豆をいただいたので、茹でながらとんでもなくおいしいことを思い、これは作ってみたいと思ったのでした。
以前作ったときにはあまりうまくできなかったのに、今回はとんでもない美味しさで、かつて子どもたちが、私があまりに疲れたので外食にしようと言っても、
嫌だ!おうちで食べたい!
と主張されたのが、そのセリフの主が、まるで母になってしまったように、
こんなお料理、私、絶対に外で食べるのより家の方がおいしいわ・・・。
と言ってもらう羽目になり、ということは、外食ができなくなりそうで、結局自分の首を絞めているということになります。(笑)
でも、仕事でバタバタしていながら、あれこれレシピを研究するのが本当に楽しいのです。
正直、自分でもどこでいただくよりも、自分の料理がおいしいのです。
新婚の頃、夫の舌に合わなくて、結構悩みました。
生まれ育った地方が違うので、お味噌もお醤油も違えば、食べてきたものも違います。
こちらはお魚がおいしいので、毎日お魚と思っていたら、いきなり、
今日は肉が食べたかった・・・。
と言われてみたり、つわりでしんどくても頑張って作ってみたけれど、喜んでくれなかったり、だからこそ一生懸命に努力した若いころを思います。
一番得したのは子供たちかな?
それからホームパーティを開いて、お呼びした人は皆さん喜んでくださいました。
昨日はロールケーキを焼いて、面談をする約束だった、結構親しいお母さまとお茶しました。その後お昼を一緒に食べに行って、それからの指導で塾生にもロールケーキを出してあげたら、とんでもなく喜んでくれました。
誰だって喜んでくれたら、また作りたくなるし、おいしそうに食べてくれる姿を見るのは嬉しいものです。
また作る元気になります。
ただ、作ることにこだわりがあると、人様にはわからない不出来なところがよくわかります。
ほんの少し、サラダ油のにおいがするな、とか。
混じっていないところがちょっと気になります。
私は意欲なのか、そういう風に生まれついているのか、教える教科が国語だととんでもない適性があるみたいなのと同様に、どうもお料理には適性がありそうです。
これは後天的に練習したからかもしれません。
ハンドミキサーを握ると、どこまで攪拌すればいいのかなんとなく感覚で分かっています。おかしなものです。
誰かに説明するのは難しいのかもしれないけれど、自分で感覚的にわかっているのが面白いところです。
今日は、初めて作った自家製ソーセージの塩分がちょっと足りなくて、今度はもう少し足そうと思っています。ハーブももう少し入れてもいいかもしれません。
お料理から学べることはたくさんあります。
上手くいかなくても、とにかく何とか上達できるように前に進もうとすることが大事です。
嫁に来た時に、姑から厳しく教えられ、義父から、
おっかちゃん、厳しいのう・・・。
と言われていたように、かなり厳しく育てられました。
ほうれん草の洗い方、長いもの皮の向き方、あるいは魚の焼き方。
あまりの厳しさに、魚はこう焼く・・・、という指示に、
何でですか?
と問い返したこともありました。
ちょっとした反抗でした。
実家でそれなりにお料理はしていました。
高二の時にお節料理の研究をしてから、基本的なことが分かり、それ以降は、お料理の本を読んで(伯母が全集をくれた。)、あれこれあれこれ研究しました。
近くの本屋さんで、「きょうの料理」の本を買うと、
また腕を上げはるんやねえ・・・。
と言ってくださいました。
この方は私に縁談を持って来られて、母は断るのに困っていたようでした。(笑)
若いころを思うと、また同じことを若い人にできるかと言えばそうでもないのですが、それでも、地方に来て、その地方のお料理の基本をしっかり教えてもらったというのは強みです。
誰かに教わるというのは結構ありがたいことです。
アレンジは後でもできますから。
とりあえず、この夏は夏野菜のおいしいレシピをたくさん試してみることにしましょう。
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